夏の夜 薄暗い森の中で
アジサイの花が満開に咲く
人間を誑かすヤツが宿る
花ざかりの下で魂の神秘
るーるーるるー
手放すのが惜しいくらい
るーるーるるー
綺麗な狐の嫁さんでも居たようだ

燐火は踊り、狐が姿を現す
狐の妖艶な姿に人は惹かれ
深い闇に満ちた夏の夜に
憐れな人間を魅了する
魂まで惑わされてしまうのだ

森の奥深くに舞う影
その姿を絶対見られてはいけない
はずが、姿に魅入られ夢の世界に迷い込む
彼の鋭い瞳が闇を見つめる

青い髪が風に揺れる
僕の嫁にならないかいと囁かれる

不思議な魔法をかけ
風鈴の音色が響き渡り
ウメフジユリキクが舞い上がり
ミヤコワスレ、マツが咲き乱れる
サネカズラ、ネリネの香り漂い

狐の妖しい魅力に心を奪われ
人間の心は虚ろに揺らめく
夏の夜 ヤツの嫁入りの世界
憐れみと切なさが交錯する

月光に照らされ、狐が姿を消す
人間は惑いに満ちた思いを
風に乗せるしかない
また再会する日まで
思いは風に乗せられる

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  • 非営利目的に限ります

幸御魂(歌詞)

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投稿日:2024/08/05 18:46:53

文字数:427文字

カテゴリ:歌詞

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