拝啓、遠くに行った君へ
今日も時間は正しく進む
君の遺した傷痕には
誰も気付くことはないでしょう
君が過ごした日々は消えて
誰も悲しまない明日が来る
僕だけが君を覚えていて
今日も君の顔を忘れぬように
えがく。
so I wait
僕は 君の思い出を 抱き締められるかぎり生きるよ
蒼藍の
空が 億年変わらずそこに在りつづけるようにさ
so I wait
僕は 剣(ペン)を突き立て 時間に反旗をひるがえす
相愛の
世界 たった一つの 真実を見つけたのだから
追伸、遠くに行った君へ
明日も時計は頑に進む
君が破った世界の掟
誰も触れることはないでしょう
君が過ごした日々は今も
同じ十五年の中に在る
僕だけが君を覚えている
それはきっとなにかの罰なのでしょう
so I wait
僕は 君と出逢って 後悔したことなんてないよ
愴哀の
影が 僕の背を刺し幾度も恨めとわめこうが
so I wait
僕は 剣(ペン)をつきたて 時間に反旗をひるがえす
何が
あろうとも この思い出を 守り続けるそのために
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