【哀色のうた】

灰の空には 冷たく淀む白
見えない粒の 温度が頬に触れた

無力な僕が 差し伸べた腕を
縋るように 信じてくれた
孤独に慣れた笑顔で

S
まだ僕は愛を知らないから
まだ僕は恋をしてないから
まだ僕は夢を見てないから
君の隣にいさせてほしいんだ


ただ望むもの 強くなりたかった
温もりのない 陽(ひ)は君を満たせない

守りたいもの 掬ったこの手は
届かずいた 虹を掴んだ
子どもの頃と同じだ

S
君の答えを聞いてないから
君の涙を拭(ぬぐ)いたいから
君の明日を守りたいから
もう少しだけここに生きたいんだ

乱反射した幻が
ここには還らないなら…

S
まだ僕は伝えられてないよ
まだ僕は包み込めてないよ
まだ僕は歩き出せてないよ
最後は 哀色の「ごめんね」

S
ねえ、もう君はひとりじゃないよ
ねえ、もう君は独りじゃないよ
ねえ、もう君は孤独(ひとり)じゃないよ
だからここに置いておくよ「サヨナラ」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

哀色のうた【曲募集】

強くなりたいと願うだけの愛で、君を守れると思ってた。
でも確かに君が好きだった。

光が乱反射して生まれた虹を掴むように
触れることのできない何かに惹かれてしまった哀のうた。

閲覧数:1,553

投稿日:2020/05/18 22:25:22

文字数:416文字

カテゴリ:歌詞

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