人と違うこと　少しだけ
人より多くて　ぶつかって
下手な生き方で　ふらついて
もたれかかったら　君がいた

誰かに許されない　存在の歪さが
隙間もないくらいに　噛み合ってもう離れない

捨てられて道に　転がった　がらくたの山に　埋もれてた
カラクリ仕掛けの　心臓の　欠けた歯車が　君だった
替わりのきかない　唯一が　不格好だって　構わない
何かに傷つき　疲れ果て　泣きたくなったら　僕がいる


飲み込めないこと　吐きだして
秘密のことまだ　言えなくて
溺れるみたいに　空を見た
灰色の中に　君がいた

形に収まらない　関係の不確かを
言葉で表そうと　探すのはもう止めにした

捨てられて道に　転がった　痛み哀しみを　拾い上げ
愛しさと名前　つけたなら　君の輪郭に　よく似てた
綺麗な目をした　野良猫が　役に立たずとも　構わない
壊れそうな夜の　温もりに　泣きたくなるから　傍にいて

捨てられて道に　転がった　がらくたの山に　埋もれてた
剥き出しのままの　心臓の　真ん中あたりで　笑ってる
替わりのきかない　唯一が　君だと誓って　構わない
何かに傷つき　疲れ果て　泣きたくなったら　僕がいる




ひととちがうこと　すこしだけ
ひとよりおおくて　ぶつかって
へたないきかたで　ふらついて
もたれかかったら　きみがいた

だれかにゆるされない
そんざいのいびつさが
すきまもないくらいに
かみあってもうはなれない

すてられてみちにころがった　がらくたのやまにうもれてた
からくりじかけのしんぞうの　かけたはぐるまがきみだった
かわりのきかないゆいいつが　ぶかっこうだってかまわない
なにかにきずつきつかれはて　なきたくなったらぼくがいる

のみこめないこと　はきだして
ひみつのことまだ　いえないで
おぼれるみたいに　そらをみた
はいいろのなかに　きみがいた

かたちにおさまらない
かんけいのふたしかを
ことばであらわそうと
さがすのはもうやめにした

すてられてみちにころがった　いたみかなしみをひろいあげ
いとしさとなまえつけたなら　きみのりんかくによくにてた
きれいなめをしたのらねこが　やくにたたずともかまわない
こわれそうなよのぬくもりに　なきたくなるからそばにいて

すてられてみちにころがった　がらくたのやまにうもれてた
むきだしのままのしんぞうの　まんなかあたりでわらってる
かわりにきかないゆいいつが　きみだとちかってかまわない
なにかにきずつきつかれはて　なきたくなったらぼくがいる