貴方が他の誰かを見てる事を
ずっと前から分かってる
自分を見てくれない事も
嫌と言うほど思い知った

見ない様に　声が聞こえない様に
貴方の前からいなくなりたかった
ずっと苦しくて　逃げ出したいと思った
その度に　貴方は僕に微笑みをくれる
笑顔を作る僕の心に刺さる棘
だけど　想いは止まってはくれない…

貴方が自分の道を真っすぐ進むのなら
青い空に浮かぶ月の様に　そっと見守っていたい
貴方が深い闇に迷ってしまったのなら
夜の空に浮かぶ月の様に　足元を照らしてあげたい

そう思うだけなら、いいですか

貴方が見てる僕の顔にある仮面
上手く笑えてるだろうか
あの子に向ける貴方の笑顔
僕にに向く事は無い

濡れる景色　遠くなってゆく音
ただ下を向いてやり過ごすよ
動かない脚　張り裂けそうな心
泣き崩れ落ちない様に踏ん張るだけ

貴方の中ではずっといい人止まり
それでいい筈なのに胸が痛い…

貴方が歩いていく道が明るい空の下なら
目だたない僕を見つけて手を差し伸べてほしい
貴方が前も見えない程の暗闇の下にいるなら
明るさを頼りに縋ってくれて構わない

そう思うだけでも、ダメですか

貴方にとって　僕は友達の一人
それ以上を望んだら　『さよなら』になる
恋しく想っている心は隠すから
どうか　貴方の傍に居させて

貴方が自分の道を真っすぐ進むのなら
青い空に浮かぶ月の様に　そっと見守っていたい
貴方が深い闇に迷ってしまったのなら
夜の空に浮かぶ月の様に　足元を照らしてあげたい

そう思うだけで、涙か出るよ