坂の上 点滅する街灯 
寒そうな風が吹いた
こっそり咲いた黄色い花
寂しいよと呟いた

君の薫りを暈して
残った言葉も、ない
ありふれた人混みに
誰かとすれ違った

流れを止めた灰色空模様
沈む月の鬱を数えたら
言わないで ねえ 言わないで
まだ会えるのだろう

枯れた花びらの紅と
瞼から映した面影
願っていた まだ 願っていた
さよなら金木犀

「この秋の終わり、
ついに故郷へ帰ってきた。」
「あの金木犀の下で、
カーディガンを着た女の子が見えた気がした。」
「だが振り返ってみると、
そこには誰もいなくて、
ただ散って落ちた花だけが残されていた。」

流れを止めた灰色空模様
沈む月の鬱を数えたら
言わないで ねえ 言わないで
まだ会えるのだろう

枯れた花びらの紅と
瞼から映した面影
願っていた まだ 願っていた
さよなら金木犀

坂の上 点滅する街灯 
寒そうな風が吹いた
静かに枯れた黄色い花
さよならすら消えていた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

さよなら金木犀 歌詞

閲覧数:108

投稿日:2025/03/25 22:24:12

文字数:419文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました