人里離れた辺境の 森深くそびえ立つ館
さらわれ来たるのは 十にも満たぬ娘子や
子を産めぬ養父母が 家系絶やす訳もいかず
愛情などは知らないが 金に物言わせ連れてきた
血塗られた伝統を 引き継ぐために連れてきた
地下牢からは悲鳴は絶えず 静寂とは程とおい
さあ あなたの部屋よ
鬼の仮面 醜く歪む 悲しげな表情で
地下の哀れな奴隷たちは 休む間もなく響かせる
娘子に与えられたのは 地下牢入口に近い部屋
奴隷達の叫び声を 子守唄にお眠りなさい
恐怖に狂った娘子は 体震わせて泣き叫ぶ
みていた養母は言いました あなたも地下へ行きたいの?
幾年月が流れても 幾人もの奴隷が連れられて
苦しむ人々の歌声は 娘子を蝕んでゆく
あら 今宵も美しい調べね
鬼の仮面 醜く歪む 狂おしい表情で
とても美しいはずなのに 恐ろしい形相で微笑むの
鬼の館で泣くことは 地下牢に落ちて歌うこと
奴隷の彼らの惨めさは 味わいたくもないと娘
尽きることのないその不安 さらに娘子を蝕んだ
長年の努めで疲れていた 養父母たちなど軽いもの
ついに娘子は鬼に喰われ 養父母たちを手にかけた
家臣たちも恐ろしさに 逆らうことは許されぬ
ふふ 宴の時間だわ
鬼の仮面 醜く歪む 恐ろしい表情で
彼女のための歌声は いまも悲しげに響いてる
人里離れた辺境の 森深くそびえ立つ館
さらわれ来たるのは 十にも満たぬ娘子や
長きに渡る年月も 地下牢歌声絶え間なく
怖ましい悲鳴や叫び 子守唄にして眠ります
代わりに泣き叫ぶ人がいて 自分ではなく良かったと
穏やかな表情浮かべて 子守唄に眠ります
あら 今宵も美しい調べね
鬼の仮面 醜く歪む 悲しげな表情で
自らの命をも手にかけて 私は正に鬼ノ娘
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