【1番】
小さな店の飾り窓
歌も踊りも忘れ眠る人形
月明かりが照らすペンダント
紫水晶の光

亡くした娘の姿の人形を作り
たくさんのたくさんの歌を聞かせた男
その歌たちは紫のペンダントに宿り
それが魂となり人形は歌い踊りだす

届け、届け、届け、この歌
大空高く、海原を越えて
届け、届け、届け、あなたに
時を越えひとつに

【2番】
噂はたちまち海を越え
港に集まる人だかり
男があやつるからくりの
楽団がふと凍り付く

一つを与えて一つを失う約定
魂が持てる全ての歌を伝えた男
その体は既に抜け殻と同じ
それを知らず人形は一人踊り続ける

ルルル…
集まり見ていた人達の
拍手がやがて楽団となる

届け、届け、届け、この歌
大空高く、海原を越えて
届け、届け、届け、あなたに
時を越えひとつに

【3番】
時は過ぎ人形は船の上
海賊の宴に華を添える
カモメの高らかな笑い声
嵐が近づく知らせ

波間に呑まれる船と叫び声の中
ペンダントに宿る男の最期の灯火が
紫の光となって闇夜を照らし
人形の歌声は嵐を超えて響き渡る

届け、届け、届け、この歌
大空高く、海原を越えて
届け、届け、届け、あなたに
時を越えひとつに

光と歌はあまねく広がり
海賊は救われ赦された
人形はどこかの店に今でも
飾られてると言う

ライライライ…

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

踊る自動人形

音源はこちら
http://piapro.jp/t/2UoQ

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投稿日:2013/05/24 11:51:45

文字数:564文字

カテゴリ:歌詞

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