遠い、遠い音がする
茨の塔に硝子のお城
割れて、落ちていく
A.
豪奢な柩の内側で
甘い腐敗臭に晒される
他の誰からも見えないように
毒林檎で封をして
小人の森からお母様の待つあの城へ
連れ出さないで
私を放って置いてよ
赤い鉄が目に焼きついて離れない
楽しげに囁く王子の声も
もう何も聞こえない
もう何も見えない
どうか私を放って置いて
B.
今度こそ自由に生きたいの
神様の決めたお話通りに
人生を終えたくない
私の命よ私の身体よ
王子様なんて要らない
私は一人で生きて行ける
S.
お姫サマのレプリカを
螺旋の上から投げ落とす
消えてしまいなさい、何もかも
私は一人で生きて行ける
王子様なんて要らない
冠なんて要らない
だからここから誰か出して!
A.
暗く寂しい茨の城で
闇が深い眠りに誘う
城の誰もが安らかに眠ったままの
茨で閉じた城の塔
紬で刺した指の先から広がる呪い
起こさないで
私に触れないでよ
100年の時に身体は耐えられない
目覚めたときには既に手遅れ
もう何も聞こえない
もう何も見えない
どうか私を放って置いて
B.
何時かは目を覚まして現実へ?
皆が知っているお姫サマの顔で
イマサラそれ以外の
人生を望むなと誰かが諭す
でも本当は違うでしょ?
私は何も望んでない
S.
お姫サマの冠を
茨の塔から投げ落とす
消えてしまいなさい、何もかも
私は一人で生きて行ける
王子様なんて要らない
冠なんて要らない
だから物語を変えてよ!
S2.
王子様なんて要らない
硝子の靴も要らない
私は一人で生きていくの
結末なんて誰も知らない
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