※『シャングリラ』シリーズの流れを汲んでいます。
ご存じない方は、先に本編を読んでいただくことをお薦めします。




シャングリラ・ある日のひとコマ⑥


「…固いよな…、」
「…割り箸、咥えましょうか?」
「それはもういらん!!…そうじゃなくて、喋り方がさ…よそよそしいって言うか、硬質的って言うか、ロボっぽいって言うか…、」
「今のオレの話し方が、篠武さんのお気には召さな」
「うん、気に入らない、思いっきり、」
「…即答ですね。では、オレはどうすれば…、」
「うーん。もっと柔らかい感じで喋れないもんかねぇ…、多少なりとも声に感情が乗ってくれば、だいぶ印象も変わると思うんだけど、」
「できれば、即席で変わる方法があればご教授願いたいんですが、」
「要は、アレだよな。場が和むような喋り方になればいいんだよな。…語尾に『ニャー』とかつけるとか?」
「………、」
「あ、ダメだ。またオレの腹筋が崩壊する。この案は、是非なかった方向で…、」

「こんな感じでどうですかニャー…、」
「!!!!!!!!!!」
「難しいですニャー、早く感情が身につけば、篠武さんを煩わせずに済みますのにニャー、」
「ちょ、やめろバカ!!!おま…、お前にはプライドってモノはないのか!!!???」
「…プライド?何それ、美味しいニャ?」
「ーっっっ!!!!!!!!!!(爆笑の波を何とかやり過ごした)何・処・で・覚・え・た・そ・の・台・詞!!!も、無理…涙で霞んで、前が…見えな、い。身体、痙攣するっ、…避難を、緊急避難を!!!!!」(ほふく前進で逃走)
「待ってくださいニャー、」
「ついてくんなって!!!…お前絶対楽しんでるだろ!!!オレを追い詰めて喜んでるんだろ!!!!!」
「とんでもありませんニャー。オレはいつも、貴女に少しでも近付きたくて必死に」
「だからやめろと、あれほど…!!むしろ必死に遠のいてるわ、気付けアホーっ!!!!!!!!!!」

この温度差、何とかならないものか…本気で。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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シャングリラ・ある日のひとコマ⑥【カイマス】

いつだって、二人とも真剣なんです。…一応。

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投稿日:2011/05/01 22:50:56

文字数:842文字

カテゴリ:小説

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