夜の静寂に 響いた鼓動
溶けるように 消えた足音
ふれた指が 伝えるものは
あたたかさ それとも
口づけは 微睡の中
優しくて 甘くて 仄かに寒い
ようやく 巡り会えた人
繋がった てのひら解けて
そっと 囁く「ありがとう」
変わらぬ あなたでいて
夜の微風に 漂いながら
二人の影 揺れる密かに
差し込む月 薄れゆく時
おわりだけ きまってた
信じてた 朝は来ない
それでも 温もり まだここに
ようやく 巡り会えた人
くれないの 一滴さえ
そっと こぼれた「ありがとう」
あなたを 抱きしめた
さよなら さよなら
愛した人
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