何から食べようか
空を飛んだ杖のリゾット
明日からやってきた電波
過去から流れ着いた映画

何から遊ぼうか
夢を隠したレトロゲーム
うさぎが求めたお伽の暮れ
魂に響いた一語


ほんとじゃ、なくたっていい
だれかにしんじてもらえなくていい
ぼく達(私達)だけの嘘だって
ここにあるんだ


ふぃくしょなる?を飲み込んで
世界に色を付けていこう
苦しくてもつまらなくても
ぼく(私)がいるって知って、見て

ライアー、最後まで聞いて
きみ(あなた)のぼく(私)が問いかける
気に食わないこともあるけど
それでもいつかを生きていく



何から話そうか
鬼と手を組んだ英雄譚<フェアリーテイル>
前人未到の新記録<レコード>
自分だけの宝<アイテム>

何から食べようか
丸々太った野菜
母が飾った昔の絵
父が叱った絵


真になれない嘘でもいいの
笑われたって気にしてないの
誰かが混ぜた真実より
たったひとつぼく(私)だけの嘘がいいの

機械の心臓、生身のセンサー
いつか灰になる爪の垢
誰か(あなた)とは違う温度だって
歩いて喋って食べてまた好いた


アイデンティ?を口にして
背を向けながら前へと歩いてく
悲しくても、虚しくても
一つだって無駄になんてしないの

キメラ、最後まで聞いて
ぼく(私)のためのきみ(あなた)に歌ってる
いつかになれない今日の日だって
精一杯なぼく(私)の鼓動だ



嘘から誠にならなくてもいいの
嘘でもそのままでいいの
なんにもならなくていいの
誰か(あなた)のための嘘のそれだけでいいの

嘘つきだってきっとこのままでいいの
嘘だからぼく(私)がいるの
血潮でできた眼鏡をかけて
世界を斜めに見つめていくの



何から試そうか
精度ばっちりなサイボーグの手
たおやかな人肌
誰かの声、声に似てる声

何から鳴らそうか
一人ぼっちのピアニスト
阿修羅のドラマー、歯引きのギター、
ぼく(私)の喉


馬鹿だね、そうねって笑って
これからだってみんな(ひとり)で生きていく
嬉しいことも楽しいことも
なくてもあるって知ってるんだ

キメラ、最後まで聞いて
あなたの中のぼく(私)が声にする
気に食わないこともあるけど
それでもいつかと生きていく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

キメラの一片_歌詞

お久しぶりです。あんまれいとです。
ボカロPの最初の曲です

交錯があるので基本『キメラの一歩』ベースで書いていますが、かっこ内を読めば『キメラの欠片』の歌詞にもなります


補足
私のとこのテトさんは
SV :私、あなた、あなた
utau:僕、君、誰か
……と違う人称を使いがちなイメージなので、そのへんは歌詞内でブレています。でも重音テトは重音テトだと思うのでそれもまたブレてます。よろしくお願いします。


なにか入り用でしたらoff vocal版も配布しますのでご連絡をば

閲覧数:58

投稿日:2024/04/02 13:54:46

文字数:941文字

カテゴリ:歌詞

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