君がいた夕暮れ 
錆びた自転車
影だけが先を行く
もう戻れない
蝉の声が途切れ途切れに
あの日の名前を呼ぶ
記憶の中で

どうしても言えずにいた
言葉たちが
吹き下ろす風のように
胸を打った

もう戻れないと
すでに知ってた
それでもどうしても振り返るのさ
オレンジ色のこの広い空の下で
僕らは確かに笑ってた

線香花火、最期の瞬間強く
光ってすぐに消えて
永久を信じてた
コーラの瓶に残るぬくもり
指先には確かにまだ夏がいて

遠くの祭り囃子が
風に浮かぶ
今は届かなくても
色褪せない

ああ、夏はいつも
ただ優しくて
別れの言葉を教えてくれた
涙と汗が滲んだあの日が今でも
僕だけの胸にあるんだ

どうしても言えずにいた
言葉たちを
夕暮れの優しい風に
そっと乗せた

ああ、夏はいつも
ただ優しくて
別れの言葉を教えてくれた
涙と汗が滲んだあの日が今でも
僕だけの胸にあるんだ

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  • 非営利目的に限ります
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瞬夏愁悼

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投稿日:2026/01/22 18:37:05

文字数:392文字

カテゴリ:歌詞

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