あの日の最後の欠片が 私の前から消えていく時
どんな表情で見送ったのかも 忘れていた

そして私の世界は 失った光の先に
かつての風景を 遠く見ているばかりだった

其れでも言葉を綴り 心を開いて
灰色の空へ 数多の想いを解き放つの
何時か此の身が無に還る時迄

『さよなら』の四文字が 白い翼に散らばって
私の名前を高く高く呼んでいた
だけど其所には 新しい頁は無くて
古びた文字達だけが佇んでいた
もう探せない日の向こう

砕けた硝子のように広がって あなたは消える
浅い睡りの淵で覗いた 其の景色は色褪せたね

願いの言葉がきっと 手を伸ばし
虚空から私に 語り掛けるのなら
きっと全て幻なのね

『さよなら』の四文字が 白い翼に散らばって
私の名前を高く高く呼んでいた
だけど其所には 新しい窓は無くて
古びた文字達だけ俯いていた
もう探さない日の彼方

寂しい雨に打たれて 涙に濡れた頬を誤魔化した
何もかも置いて来たからこそ
何もかもを吐き出したのだろう

『さよなら』の四文字が 白い翼に煌めき
私の名前を淡く強く叫んでいた
例え新しい頁が無くとも 光が無くとも
あなたが居た印が有るから
私は静かに消えていくの

何処かでまた 逢えると信じて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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So Bye-Bye

 

閲覧数:37

投稿日:2014/12/28 03:47:23

文字数:529文字

カテゴリ:歌詞

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