僕は行く、桜の向こうへ

 花明かり
 桜の色
 星の降る夜


 桜の下に埋まっているのは
 冬の死体か 僕自身なのか
 話したくても 話せやしなくて
 自分のことが大嫌いな月の下で

 春が連れてきたんだ
 鼓動がうるさいんだ
 音のしない夜に
 今年も君と出会った


 桜の下で口ずさむ歌
 背中合わせに響く君の音
 忘れたくても 消せやしなくて
 自分のことが大嫌いな夜に
 君と僕が降る


 空に落ちたとしても
 星に溺れたとしても
 自分のことが嫌いでも
 僕はまた歩き出すよ
 夏が連れて行くんだ
 あまりに短いんだ
 影のない月夜に
 足音を隠して
 時は止まらないんだ
 前を向くしかないんだ
 押し出されるように
 君のいない季節へ
 おしまいの花びらが、舞う──

 夏が来る
 また来年
 おやすみなさい



5 6 7
はなあかり さくらのいろ ほしのふるよる

7 7
さくらのしたに うまっているのは
7 8
ふゆのしたいか ぼくじしんなのか
7 7
はなしたくても はなせやしなくて
8 7 3
じぶんのことがだい きらいなつきの したで

9 10
はるがつれてきたんだ こどうがうるさいんだ
9 10
おとのしないよるに ことしもきみとであった


7 7
さくらのしたで くちずさむうた
7 8
せなかあわせに ひびくきみのおと
7 7
わすれたくても けせやしなくて
8 7 7
じぶんのことがだい きらいなよるに きみとぼくがふる



10 11
そらにおちたとしても ほしにおぼれたとしても
11 5 6
じぶんのことがきらいでも ぼくはまた あるきだすよ
9 10
なつがつれてゆくんだ あまりにみじかいんだ
9 9
かげのないつきよに あしおとをかくして
9 11
ときはとまらないんだ まえをむくしかないんだ
9 10
おしだされるように きみのいないきせつへ
10 2
おしまいのはなびらが まう

5 6 7
なつがくる またらいねん おやすみなさい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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僕は行く、桜の向こうへ

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こちらの歌詞募集に応募した作品です

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投稿日:2023/03/08 12:21:17

文字数:856文字

カテゴリ:歌詞

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