『人格の平等を認め 全人類が幸福になっていく』
それが道徳の最高の目的
ヒューマニズムにのっとって
これより貴方を排除します

私の幸せ不平等に取り上げた 貴方
この世界で唯一の 反逆者
私の中で唯一の 愛した人へ

今から極刑を言い渡します
最後の審判は 一度だけ
覆ることなんてない 今更遅いわ
進んだ針は 戻らないの

ねぇ 本当に私を愛しているなら
私に執行(あい)されるのは 本望でしょ?
むしろ幸せなのでしょう
私は 人道主義に反してまで
貴方を 幸せにしてあげる
そう言っているのよ
愛しているから



『人格の不平等のせいで 全人類が不幸になっていく』
それは道徳の最低の状態
ヒューマニズムにのっとって
これより理性を解除します

止めるものがなくなった 私
一瞬でお迎えを呼ぶわ
不幸な時間(とき)は すぐ終わるから
安心して・・

~幸せの国の使者を呼ぶ、前代未聞の召還術~

ねぇ 本当に私を愛しているなら
私が幸せになるのは 本望でしょ?
貴方も幸せになるわよね
私は 人道主義に反してまで
貴方を 幸せにしてあげるのよ
涙の訳はなんなのかしら
理解できないわ

歪んでる 狂ってる なんとでも言いなさい
でも 私は 何一つ 悪いことなんてしていない

私という世界の 恒久平和を守った
私と 貴方は 人道主義者という名の勇者
まだわからなくても 大丈夫
白い光が見えたとき 貴方はその答えを知る



教会の鐘の音 もう行かなくてはならないわ
そうよね こんなの よくないわ
だって私たちは 私たちは
人道主義者なんだから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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人道主義者

「みんな平等に幸せ、それが理想。」

裏切られた彼女は、人道主義に反した彼を排除しようと考える。

「愛してる!大好きだ!
 ・・なのに君は、どうして僕を不平等に不幸にしようとするんだ!!」

そんな彼の台詞は彼女にはこう聞こえた

「愛してる!大好きだ!だから君に排除されるのは本望だ!
 人道主義に反してまで僕を幸せにしくれてありがとう!」

彼女が思う「彼の幸せ」は彼にとっては「彼女にとってだけの幸せ」

人道主義を極めた少女の歪んだ愛の結末の歌。



集会を知らせる鐘が鳴る。

「やっぱり、あなただけを幸せにするわけにはいかないわね。
 だって私たちは、人道主義者ですもの」

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投稿日:2011/12/22 19:31:01

文字数:676文字

カテゴリ:歌詞

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