「ねえ 誰か見つけて 早く 僕を見つけて 海の藻屑となる前に 光がみたいの」
「あんな風になりたいな」「大空を自由に駆けたいな」
憧れの後を辿ってゆき 幸福への道を見出した
術を身につけて 作品を生み出して 手は尽くした
後は機会を伺うのみと 信じて疑わなかった
幾度海に消えていった? 数えるのが怖いな
これが陣痛の対価? 溺れ死ぬのと大差ないな
確かな気持ちの成れの果て 諦め悪く背負いあげ
水面を向かって 手を合わせる
「ねえ 誰か見つけて 早く 僕を見つけて 海の藻屑となる前に 光がみたいの」
カウンターは止まったまま 時計はグルグル回ってる
ストレージを食い潰しながら 奥へジリジリ追いやられる
空を仰ぐ大衆は 深淵なんてつゆ知らず
決死の存在証明なんて 届くはずないか
「要領に運に環境?」 手あたり次第に不平不満
それも無駄と自覚して 地道に気持ちを絞り出せ
そう簡単に燃やせない 今際の際でも構わないから
未来を向かって 手を合わせる
「ねえ 誰か見つけて 早く 僕を見つけて 海の藻屑となる前に 光がみたいの」
「無関心ってこんなに苦しいの?」
心どころか、大気も揺れず
誰にも映らない石ころ
藻掻く手足は萎れかけ
ぼやける世界に 手を合わせる
淀みもない 一途な祈り
「ねえ 誰か見つけて 早く 僕を見つけて 海の藻屑となる前に 光がみたいの」
「我儘な僕を 想いを秘めた夢たちを どうか掬い上げてください」
憧れの道は果てしない
完全に乾き切る前に
わずかな望みを懸けて
願いを残したんだ
HNLC0004「僕の夢が海に沈む前に」
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kumakichi07
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↓「前のバージョン」でページ送りです...【小説書いてみた】 神曲

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そんな歌が正しいなんて馬鹿げてるよな。
実際自分は死んでもよくて周りが死んだら悲しくて
「それが嫌だから」っていうエゴなんです。
他人が生きてもどうでもよくて
誰かを嫌うこともファッションで
それでも「平和に生きよう」
なんて素敵...命に嫌われている。

kurogaki
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