浴槽に浮かべてた 黄色い雛さえも今は旅立ち
もうすぐ私も立派な羽を得るわ
貴方がくれたラムネ 一口も付けれず迷妄渦巻き
閑古鳥の鳴いた道足音遠くなる

不条理な世の中に 変わり果てていく
世界価値、モラトリアム 我ら穢れし恍惚な星

ずっと、追い求めてきた
濁りのないミルクを
浴槽に包まれて 情が溶けていく
甘いコーヒーを飲んだら
苦いチョコレートで
差し出されて気が付くもの

だから 今は汚れてたっていいんだ


洗剤の染み込んだ 赤い洒落着さえも襤褸屑一切れ
あしたに着る服も酔狂、色を変えて
毒薬は皿に盛り 民はのうのうと滴る血の匂い
尖塔の姦しい髑髏はコラプサア

蒙昧な黒蟻に 変わり果てていく
人智価値、ミニスカアト 汝ら瞞し狡猾な星

嗚咽、を漏らす情動
照りつける眼
洗剤に包まれて 情が溶けていく
痛く肌が刺されば
柔い針のように
差し出されて気が付くもの

だから 今は汚れてたっていいんだ


適材適所も考えずに歩いた
歪に焼き残った卑俗なサテライト
今すぐ穢れよ今すぐ消えて

晨鶏が鳴くと沸き立つ反証

きっと、見えてなかった
サテライトは私ね
東雲に包まれて 情が溶けていく

いつか、穢れ無き世を
夜空に描いた
痩せた蝋燭の陽に 絨毛は泣いて
焔は風ともに絶え
死体と化けていく
落ちていく深い水底

だから 今は汚れてたっていいんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

浴槽と洗剤

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投稿日:2019/11/08 06:01:00

文字数:614文字

カテゴリ:歌詞

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