≪Music:仁01様≫

＜A＞
千歳（ちとせ）を　誓った月
移ろって　変わろうと

定め　身に纏（まと）い
現（うつつ）を翔け抜ける

＜A'＞
今宵　開（あ）かぬ戸に
心が濡れる

噛んだ爪先（つめさき）
紅（べに）色染まる

＜B＞
浮世が
眩（くら）んでゆく
夢　望
覚めぬなよと

＜S＞
銀の星屑集めて
今　刃（やいば）にし
護りたいの　あなたを
鬼神となり

花の雫も斬り裂き
さぁ引き寄せる
あなたの胸　腕（かいな）が
まほろばなの

＜2A＞
乱世と人は云うわ
愛さえも無情なり
掟　絡み付けて
花咲けど散らされる

＜2A'＞
名前　無き花を
手向（たむ）く者無し
忍（しのび）　影法師
迷わぬ眼光（がんこう）

＜2B＞
数多（あまた）の　刃躱（やいばかわ）し
指　触れる
玉響（たまゆら）ほど

＜2S＞
永遠（とわ）を願うなんてこと
まだ　知らなくて
現（うつつ）を断ち開けば
明日（あす）の光

潜む　画策の罠に
立ち尽くしそう
隙があらば護れない
愛しい人


＜3B＞
衣擦れ
霧が霞む
ねぇ涙
気づかないで

＜3S＞
熱く護られる視線
あぁ血が燃ゆる
断ち斬ったら見えるの
明日の希望（のぞみ）

響く断末魔潜（くぐ）り
さぁあなたへと
重なりゆく　ぬくもり
生（せい）の証（あかし）

＜4S＞
永遠（とわ）があるなんてことは
まだ知らなくて
現（うつつ）を断ち　開くは
明日の光

千歳　散ってゆこうとも
また　咲き乱る
隙があらば護れない
愛しい人

※爪先だと足のイメージがあるので、あえて「つめさき」読み。