めでたや 明日はお館の      めでたやあすは おやかたの
末の姫様 十六の         すえのひめさま じゅうろくの
待ちに待ちます お嫁入り     まちにまちます およめいり


ひとつ 緋色の彼岸花       ひとつひいろの ひがんばな
日も暮れかけて 迷い道      ひもくれかけて まよいみち
山影見える お屋敷に       やまかげみえる おやしきに
宿を乞いましょ そうしましょ   やどをこいましょ そうしましょ

ふたつ 二藍 夜も更けて     ふたつふたあい よもふけて
お館様の 言うことにゃ      おやかたさまの いうことにゃ
未だ嫁がぬ 弟姫を        いまだとつがぬ おとひめを
嫁に貰うてくりゃせんか      よめにもろうて くりゃせんか

みっつ 晦日の祝言の       みっつみそかの しゅうげんの
明ければ お山の帰り道      あければおやまの かえりみち
枝に結んで 教えましょ      えだにむすんで おしえましょ
松の緑は 褪せぬもの       まつのみどりは あせぬもの


めでたや 今日はお館の      めでたやきょうは おやかたの 
長いお髪の 姫様の        ながいおぐしの ひめさまの
待ちに待ちます お嫁入り     まちにまちます およめいり


よっつ 夜明けの鳥が鳴き     よっつよあけの とりがなき
御簾を透かして ご来光      みすをすかして ごらいこう
垣間見えます お姿は       かいまみえます おすがたは
この世ならざる美しさ       このよならざる うつくしさ

いつつ 妹背の誓い立て      いつついもせの ちかいだて
願うところと 手を取れば     ねがうところと てをとれば
凍てつく指の冷たさは       いてつくゆびの つめたさは
この世ならざる世のお方      このよならざる よのおかた

むっつ 向かえた晦の       むっつむかえた つごもりの
闇に白無垢角隠し         やみにしろむく つのかくし
交わす盃 水心          かわすさかずき みずごころ
結ぶ契りは 雪の肌        むすぶちぎりは ゆきのはだ


めでたや 夕べ お館の      めでたやゆうべ おやかたの
姫様貰うた 婿殿は        ひめさまもろた むこどのは
朝も知らじな 睦まじき      あさもしらじな むつまじき


ななつ 名残の月見ては      ななつなごりの つきみては
お館様の お大事な        おやかたさまの おだいじな
兄姫の奥方 泣き暮らし      えひめのおくがた なきくらし
情け深きの哀れさよ        なさけぶかきの あわれさよ

やっつ 病に散る花と       やっつやまいに ちるはなと
儚くなった 弟姫に        はかなくなった おとひめに
花嫁衣裳のひとつなり       はなよめいしょうの ひとつとて
着せてやりたや 餞に       きせてやりたや はなむけに

ここのつ この世の端境に     ここのつこのよの はざかいに
呼ばれてみえた 背の君は     よばれてみえた せのきみは
これも宿世の縁だとて       これもすくせの えんだとて
添うておくれな 先の世も     そうておくれな さきのよも


めでたや 昔 お館へ       めでたやむかし おやかたへ
この道ゆきし 外つ方       このみちゆきし そとつかた
とうに帰らじ あともなし     とうにかえらじ あともなし


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【曲募集歌詞】 十かぞえ唄 【(むしろご自由にお使いください)和風わらべ歌】

ご自由にお使いください。・・・の、多分、そろそろ7弾目。

今度は和風ファンタジーです。マヨイガと冥婚をネタにして書いてみました。
リンレンに手まりかお手玉しながら、無邪気に歌って欲しい、わらべ歌風です。
かごめかごめとかの薄暗さを目指した感じです。

必死でボキャブラリー総動員してみたけど、韻の踏み方がかなり苦しいんだぜ・・・orz

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閲覧数:527

投稿日:2009/06/09 22:59:15

文字数:1,522文字

カテゴリ:歌詞

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