雨煙る街を 朝焼けに染め
夕雲うららか またマチボオケ
はないちもんめも はい イチ抜けた
煉瓦の校舎は 過去から消え≪て≫
見えないものこそ 大事なんでしょ
でも見えるものが 物差しになる
見たくもないもの 両手に溢れ(あふれ)
大事なものこそ こぼれ落ちて
打ち寄せて 離れ離れ(はなればなれ)
紅い月 頭上に欠け
生きたいと願う無意味な衝動 と叫ぶ不〈条〉理な慟哭
嗄らせよ晴らせ
上を見ろ 未〈来〉を見ろ
打ち上げた声
降り注ぐ雨
下を見ろ 過去を見ろ
続く足跡
電波の果てに
打ち上げて 星の彼方(かなた)
蒼い街 眼下に揺れ
歌いたいと請う不完全な鼓動 と描く不〈合〉理な号哭
乗せろ震わせ
上を見る 未〈来〉を見る
今が怖いの
現実(ここ)が怖いの
下を見る 過去を見る
眩しすぎるの
私を見つめ
晴れ渡る街を 夕焼けに染め
打ち水降る中 またソラ墜ちて
転んだダルマは 冷ややかに逝く
折れた遮断桿 忘れないで
上を見ろ 未〈来〉を見ろ
打ち上げた風
降り注ぐ夢
下を見ろ 過去を見ろ
続く傷跡
電波の果てに
別れの〈時〉が来たんだ
忘れないでね
私のことを
出会いと別れがある
それこそ人生
面白くない?
上を見て 先を見て
立ち止まらぬよ≪う≫
背中を押すよ
下を見て 跡を見て
きっとそこには
道があるから
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