格子から漏れる甘い声も
絡み合う指先も糸も
今宵だけは僕のものだ 手放さない
朝までこのまま交わそう
泡沫の雫を玉響(タマユラ)の随に
手を伸ばして愛を愛でる
君が為に願う虚空は 月影の現(ウツツ)街
夜が深くなるその前に
さぁ こっちおいで?-
遊びなんて 体裁なんて
一切合切どうでもいい
理由が 言い訳が 必要ならば
その首に跡をつけてあげる
帯を解いて 柔肌見せて
ママゴトの愛を今
その体に刻んでしまおうか
月明かり 宵の空 ー
熱から溶けだす喘ぎも
掬いきれない月の雫も
今夜だけは俺のものだ 引き寄せる
朝まで永遠に混ざろう
霏霏の小粒を浮き世の飾りに
温めあって寂しさを埋める
誰が為に祈る佳宵は 繊月と背中合わせ
色が濃くなるその夜に
さぁ 一緒に溶けよう?ー
玩具なんて おもちゃなんて
一切合切どうでもいい
本気か 冗談か 知りたいならば
俺の小指を切ってあげる
髪を解いて 目と目合わせて
傾国の愛を今
その体に刻んでしまいたい
花明かり 君の傍 ー
心に触らせて
2人だけの夜を誰にも奪われないようー
涙なんて 微笑みなんて
表裏一体どうでもいい
理由が 言い訳が 必要ならば
その首に跡をつけてあげる
帯を解いて 柔肌見せて
清遊な愛を今
その体に刻んでしまおうか
星月夜 宵の空 ー
離さない 僕に溺れてよー
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