春には雪が解けるから

 幼いころ巻いたぜんまいが切れても
 僕たちは歩き続けるだけ

 君の細い背中を思い出すたび
 心臓が左によれていくんだ
 おてて繋いで逃げ出して
 夢で見た場所へ行きたいんだ

 会いに行こう いつでも
 暁迫る朝も 星降り注ぐ夜でも
 君となら行けるよ
 地図のない航海も あてどもない旅路も
 春の日 雪は解けて
 夏草 風は薫り
 秋空 高く遠く
 どこまでも行けそうで
 冬枯れ 息も白く
 春の日 また雪が解けるから
 迎えに行くよ
 君の街へ


 君の小さな手のひら そっと取るたび
 心が弾んで仕方ないんだ
 僕の心臓あげようか
 たぶんいらないと思うけれど

 会いに行こう どこへでも
 暗い海の底でも 月の裏側にでも
 君となら行けるよ
 鏡の向こうだって 虹の根元にだって
 春めく 桜の下
 夏の夜 夢の終わり
 秋の穂 頭を垂れ
 赤々と染まりゆく
 真冬の 日は短く
 春めく 桜がまた咲いたら
 迎えに行くよ
 君の街へ



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〈おさ〉ないころ まいた ぜんまいがきれても
5 9
ぼくたちは あるきつづけるだけ

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きみの ほそい せなかを おもいだすたび
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〈しん〉 ぞうが ひだりに よれていくんだ
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おてて つないで にげだして
10(6+4) 4
ゆめでみたばしょへいき たいんだ

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あいにい〈こう〉 いつでも
10(4+6)
あかつきせまるあさも
10(4+6)
ほしふりそそぐ〈よる〉でも
5 4
きみとなら いけるよ
10(4+6)
ちずのないこうかいも
10(4+6)
あてどもないたびじも
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は るのひ ゆきはとけて 
1 3 6
な つくさ かぜはかおり
1 3 6
あ きぞら たかくとおく
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どこ までも いけそうで
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ふ ゆがれ いきもしろく
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は るのひ またゆきがとけるから

むかえに〈いく〉よ

きみのまちへ


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きみの 〈ちい〉さな てのひら そっととるたび
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こ ころが はずんで しかたないんだ
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ぼくの しんぞう あげようか
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たぶんいらないとおも うけれど

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あいにい〈こう〉 〈どこ〉へでも
10(4+6)
くらいうみのそこでも
10(4+6)
つきのうらがわにでも
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きみとなら いけるよ
10(4+6)
かがみのむこうだって
10(4+6)
にじのねもとにだって
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は るめく さくらのした
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な つのよ ゆめのおわり
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あ きのほ こうべをたれ
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あか あかと そまりゆく
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ま ふゆの ひはみじかく
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は るめく さくらがまたさいたら

むかえに〈いく〉よ

きみのまちへ

※〈〉内は1音で2文字

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

春には雪が解けるから

https://piapro.jp/t/dW_4
こちらの歌詞募集に応募した作品です

閲覧数:161

投稿日:2022/12/27 12:34:26

文字数:1,222文字

カテゴリ:歌詞

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