ある日君はやってきた 同じクラスの隣りの席
君は優しく微笑む つかの間の一目ぼれだった

近くの病院 通うために転校した
病を持っている 優しい女の子
数日話すうちに お互い魅かれていった
3ヵ月が過ぎた頃 彼女は隣りから消えた

病院のベッドの中彼女は僕に言った
「心配いらないよ、治療のためだから」
いつもの笑顔に 安心したけど
明らかに違うのは 痛々しい針の痕

君はどこへいくの 一人で行かないで
僕の所へおいでよ 安心していいから
毎日君は言った 「大丈夫だよ」といった
その口は少しだけ 震えていた

それから毎日 彼女の病室訪れ
学校の話をして 笑わせていた
その笑顔は僕の 次の日の原動力
こんな気持ち感じたの 初めてだったのに

入院から一ヵ月 彼女の笑顔は消えていた
「大丈夫だよ」と一緒に 頑張った作り笑い
でもある日のこと 彼女は僕に言った
「治療の邪魔なの もうこないで」

君はどこへいくの 一人で行かないでよ
僕の所へおいでよ そっちは危ないよ
毎日ロビーまで行く 病室には入れない
その足は少しだけ ふるえていた

大丈夫かな 笑ってるかな 心配だな
行ってみようかな あの言葉から 一ヵ月だしね
様子をみに 行こうとした その時

(プルルル…プルルル…ガチャ
「はい、鏡音です ……え…
ガチャ…プープープー…)

君はどこへ行ったの 僕を置いたまま
最後の言葉が 「もうこないで」なんて
毎日夢をみたよ 病室の前まできたよ
その目には涙が 止めどなくあふれた

病室へ着いた時 君はもう笑わない
まだ僕はきみに 「好き」だと言ってない
毎日願ってたよ 君が僕の隣りで
その顔を優しく また笑ってくれること

君はもういないけど 僕はここにいるよ
今度は僕から 「大丈夫だよ」と言うよ
毎日夢をみるよ 君が僕の隣りで
僕と手を繋いで またわらってくれること

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

笑って

一様三代悲劇の仲間入りを目指して。

閲覧数:199

投稿日:2010/04/03 08:02:15

文字数:840文字

カテゴリ:歌詞

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