「今日 私たちは 卒業します」とか
聞きあきた文句にも 今
涙が滲んでしまう程 心は
複雑怪奇なのです 何故？

薄暗い空 霞み始めた日差し
まだまだ 一緒にいたいよ
言いたいけど言えない この我が儘は
この涙と共に 消えろ

正直 退屈でした
学校なんて それでも

この日が 淋しく思うのは
此処が好きだったから
否 大好きだから
「また会えるよ」
またじゃ 嫌だよ
一緒にいたいんだよ？
ヤだ 離れたくない

中にはクールな子もいます だけどね
私は そうはいきません
我慢しても我慢しても 止まらない
制服の袖が濡れてく

どんなに深く 願っても
時間は止まらないんだ

この日が 苦しく思うのは
此処が好きだったから
否 大好きだから
今 始まりと同じ 桜
降りつもります だけど
やっぱり 返れない

それでも 始まりと同じ
その笑顔で 君が

この日が 淋しく思うのは
此処が好きだったから
否 大好きだから
例え 涙で濡れていても
君がそう笑うから
私も笑うんだ

この日が 苦しく思うのは
此処が好きだったから
否 大好きだから
君に笑われたくないから
私も先に進むんだ
また きっと 会えるから

来年 同じように誰かの別れ
また 桜が降るのでしょう
だけど 涙と同じくらいの笑顔
きっと 溢れているでしょう