これはまやかしね
掴まれた手首を侵す
歯がゆい痛みと歓びと
人混みかき分けて
何処へゆくと言うの
私何も許しちゃいないのに
雑踏が揺らめく通り
薄い影隔てる
暗がりの路地で
覆いかぶさるように
静けさ切り裂く
突然のベーゼ
髪の一筋つま先まで
こそばゆいくらい
もう、無力だわ
首筋に滑る
獣の熱に浮かされて
羊の皮が剥がされてゆく
これもまやかしね
染み込んだ香りが残す
けだるい疼きと後悔と
人波に踊らされ
何処へゆけばいいの
私何も知りはしないのに
太陽の無慈悲な笑み
黒い髪を濡らす
はりついた砂を
振り払い歩けば
遠くに見つけた
貴方の背中
胸の奥底指先まで
狂おしいほどに
あぁ、欲しいのよ
駆け出し始めた
原始の本能とめないで
羊の皮を引き裂いてゆく
言葉は要らない
灼熱のベーゼ
汗ばむ首に回した腕
果てそうなほどに
あぁ、切ないのよ
もう離さないわと
獣の熱に浮かされて
羊の皮を捨て去ってゆく
Passion
太陽のせい?
ひとひらの物語。
目覚めてゆく。
そしてまたB面シリーズな感じ。
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