皆揃って 寄っといで
良い子・悪い子 構わずに
怒りん坊の 大人には
秘密秘密の 夜の国
ソコはまるで“遊園地”で
ソコはまるで“レストラン”さ!
どんな願いも叶うかも?
子供の為の国だもの
笛の音合わせて出発進行!
王様、兵隊、父さん、母さん
大人は皆立入厳禁
徒労に無駄足、ご苦労様です(笑)
足並み揃え 元気良く
全部投げ捨て 寄っといで
忘れん坊の 大人には
見つけられない 夢の国
楽しい事が一杯の
子供だけの楽園!
嫌な事はしなくて良い
好きな事をしてれば良い
夜明けを知らせる鐘の音鳴ったら
二度とは行けない、とっておきの場所
行きたい子供はお口にチャックで
笛の音合わせて出発進行!
「どうする?」 「行こうか?」 「行こうよ」 「そうしよう!」
王様、兵隊、父さん、母さん
徒労に無駄足、ご苦労様です
宝は皆、貰って行くから(笑)
帰るかどうかは、あの子達次第
僕は知らないよ?それじゃあ、バイバイ!
―――――*―――――*―――――*―――――*―――――
<A>
みんなそろって よっといで /7+5
よいこわるいこ かまわずに /7+5
おこりんぼうの おとなには /7+5
ひみつひみつの よるのくに /7+5
<B>
そこはまるで ゆうえんちで /6+6
そこはまるで れすとらんさ /6+6
どんなねがい もかなうかも /6+6
こどものため のくにだもの /6+6
<S>
ふえのねあわせて (しゅ)っぱつしんこう /8+8
おうさまへいたい とうさんかあさん /8+8
おとなはみーんな おとといきやがれ /8+8
とろうにむだあし ごくろうさまです /8+8
<A>
あしなみそろえ げんきよく
ぜんぶなげすて よっといで
わすれんぼうの おとなには
みつけられない ゆめのくに
<B>
たのしいこと がいっぱいの /6+6
こどもだけの ◎ぱらだいす /6+6
いやなことは しなくていい /6+6
すきなことを してればいい /6+6
<S>
よあけをしらせる かねのねなったら /8+8
にどとはいけない とっておきのば(しょ) /8+8
いきたいこどもは おくちに(ちゃ)っくで /8+8
ふえのねあわせて (しゅ)っぱつしんこう /8+8
<S’>
どうするいこうか いこうよそうし(よう) /8+8
おうさまへいたい とうさんかあさん /8+8
とろうにむだあし ごくろうさまです /8+8
こどもはみーんな もらっていくから /8+8
かえるかどうかは あのこたちしだい /8+8
ぼくはしらないよ それ(じゃ)あばいばい /8+8
夜之国
※2Aを更に修正
昔々、鼠被害に困っていたとある小さな町に、一人の男がやって来た。
男は言う。「もしも鼠を退治出来たら、ボクの望むものをくれるかい?」
町の人はこう言った。「ああ、いいさ。なんでもくれてやるよ」
それを聞いた男は、懐から出した笛を吹きながら、町の外へと歩き出した。
町の人は何をしているのかと笑いあったが、鼠は笛の音に釣られるように集まりだすと、列を成して男の後をついて行った。そうして川に到着すると、順に自ら川へと飛び込み、溺死してしまった。
こうして町は救われたのだが、報酬を貰いにいった男に対し、町の人は冷たかった。男は約束が違うと怒ったが、逆に酷い言葉を浴びせ、遂には町から追い出してしまった。
男は言う。「今に見ていろ。今度はおまえ達の宝を、一つ残らずこの町から消してやる」
町の人は言う。「何を馬鹿な事を。宝なんて大層なものが、こんな小さな町にあるものか」
次の日の朝、町からは子供が一人残らずいなくなっていた。
子供達は二度と帰ってこなかったという。
「ハーメルンの笛吹き男」とかいう話(うろ覚え)をベースに。
*()内は一文字で数えてほしい箇所です
*◎は字足らずの箇所です
*特殊な読み方をさせている箇所があります。ひらがな表記でよくご確認下さい
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