彼方には海　月明かりの丘
無邪気な風誘われては　踊る妖精たち
岩場に集い　口々に歌う
古から伝えられる　記憶の詩という

心奪われてゆく　不思議な温もりに
時を忘れるように　耳を傾けてた

ここに生きた証を　あぁ　詩の調べに乗せ
キミも続けてほしい　伝え語りを
静かに受け継がれる　生まれ育ったこの大地に
廻り続ける奇跡　二つの世界で

静かに灯る　満天の星空
遥かなる時を超えて　君の声がする

　　きっとこれっきりじゃない　必ずまた出会えるから
　　その時までちょっぴり……お別れだね
　　次に会うときは、そうだね　昔話を咲かせよう
　　どんな旅路にも　いっぱい　楽しいことは訪れるから
　　（また、会おうね）

移りゆく時の中で　とてつもない嵐に倒れても
決して絶やすことのない　語り継いできた　人の証
たくさんの想いを乗せて　今も輝きを増す　記憶の連鎖

果てしない時を　あぁ　詩の調べに乗せ
どうか覚えていてほしい　伝え語りを
いつまでも紡がれる　生まれ育ったこの大地で
廻り続ける生命　二つの世界で