陽光見上げて飛び込む光に
掌翳して目線を細めた
眼差し眩んで足取り止まった
歩みを忘れて立ち尽くしていた

本物の光欲しくて僕らは足掻くけど
この腕の長さでは太陽までは届かない
遥か遠く眺め果て僕は立ち尽くす
日が沈んでもまだ羨望が止まない

誘蛾灯が手招くこっちへおいでよって
浮つく心撫でるような煌びやかな光
輝き求めてる僕のこの渇望
光に触れれば満たされるかな


天空夢見て羽ばたくけれども
僅かな風にもこの身は揺らいだ
大きな翼が欲しいと思えど
小さな羽音が僕らの現実

自ら作り上げた翼蝋で固めて
天涯を目指した愚かさを笑う寓話
空に到れば勇者か地に墜ちたなら道化か
見上げるだけの僕はどちらにもなれない

誘蛾灯が煌めく妖しくも輝かしく
僕の身を焦がすような灼熱の光さ
幻想で生やした翼が焼き切れる
何も持たぬ背中に何故か痛みが走る


誘蛾灯が手招くこっちへおいでよって
僕の身を灼き尽くす輝かしい光だ
飛び込んだこの僕は火だるまになりながら
墜ちていこう輝き放ちながら

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

「誘蛾灯」歌詞

http://piapro.jp/content/8virhof9b2w4ggh4
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9231351

栄光を求めても届かなかったり、悔しい思いをしたり、実は目指していたものが全くの偽物だったりとか。でもなんで人は栄光を求めるのでしょうか。永遠の謎。

閲覧数:383

投稿日:2009/11/01 01:28:33

文字数:443文字

カテゴリ:歌詞

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