「カイトー、聞いて聞いてよー」
マスターはリビングにいる僕に、声をかけて駆け寄る。
「どうしたんですか、マスター?」
「あのね! 3人から2人になったの!!」
「・・・となると、あの人がいなくなったんですね! 脱落したんですか、それは良かったですねぇ」
僕はにっこりとして、マスターを抱き寄せる。
「それなら、あの人が抜けたところに僕が入るわけですね?」
「おぉ! だとすると、・・・なかなか面白そうですなー」
マスターの言葉に、
「そうですね」
頷いて、マスターを抱きしめる。
「あの人だったやつは一度も、こういうことしてくれなかったもんなー」
僕の腕の中で、呟かれる言葉。
「私が言わないのが悪いんだろうけどさ。・・・でも、そこは察するべきだよ・・・」
「でも意地悪いから、そんなことしないですよ・・・あの人だったやつは」
「あはは、それもそうだね。・・・それに、今更もう遅いってもんだ」
泣きそうだった声が、いつも通りを取り戻す。僕は、ほっとする。
「そうですよ。これ以上待つのはいくらなんでも優しすぎますよ、マスター」
「そうだねー。それはともかくとして、あの2人に会いたいなぁー♪」
「・・・僕は?」
「今会ってるじゃん、カイトw」
おかしそうに笑いをこらえながら、マスターは言う。
「ちなみに、あの2人ってどんな感じなんですか?」
「えっw えっww んー・・・」
とっても甘い声で迷ったあげく、マスターは言った。
「・・・かっこつけ少年と、優しい王子様!!!」
「・・・えっ」
「で、で、でもねぇ、かっこつけ少年っていっても、ものすごく良い方向に変わった人なの! それに少年じゃないもん!」
「へー。・・・僕的には、優しい王子様の方が気になるんですけど」
アイスべきなんとか、とか呼ばれてる身分としてはよほど後半の方が気になる。
「すごく優しくて・・・でも、王子じゃないよー」
「・・・ん?」
なんだかひどく曖昧だ。
「うわぁw 言っちゃった、言っちゃった! どーしよー、カイトー!!」
そう言って、マスターの方から僕に強く抱きつく。それに対する嬉しさで、曖昧なことも吹っ飛んでしまった。
「恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしいー!! どーしよー!!!」
とか言いながら、僕の首元にうずまってくるマスター。・・・あの、くすぐったいんですけど。あ、でも、そのままで全く大丈夫です。
「あぁ・・・、ほんとに言っちゃったよ。どどどどーしよーかなぁwww」
「身も心も溶けそうなので、・・・その」
「あ、ごめん」
口ではそう言いつつも、全然動かないマスター。
「でも、カイト溶かしたいから・・・このままで、いいよね??」
あ、そういうことでしたか。そういうことなら、マスターのどうぞご自由に・・・。でも、溶かしすぎには注意して下さいね? 僕の一番大好きなマスター・・・。
溶かしすぎはダメだって! 【マスターとカイト】
こんにちは、もごもご犬ですこんばんは!
あれからカイトのイラストとかブクマばーっかりしてました!
か、かっこよすぎて、なんか夢見そう・・・。
ん? でも、カイトあんまり夢に出てこないような気がする・・・。
ぶっちゃけ、前半はどうでもいいや!←
それよりも、やっぱり後半部分に力を入れました!←←
萌えたり可愛いなーっとか、思ってもらえれば嬉しいです!^^
なんかアイス関係の話書きたくなってきた・・・。
ちょっと今から即興で書いてみようかな。
お楽しみに!
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