「これは一つの町に伝わる殺人鬼となった少女の話……」


いつも楽しかった 覚えているの
鳥のさえずり 陽だまりの温もり
水のせせらぎ 草木を凪ぐ風
心地よくて 幸せだった頃

いつも寂しかった 覚えているの
一人の部屋 暗く広い家
外の喧騒 楽しいと笑う声
寂しくて 不幸だった事

豊かな区域 貧しい区域
二つに分かれる 一つの町並み
私はとても貧しくて
父と母の顔なんて知らないわ

そんな私を見下すの
周りは皆見下すの
孤児だと 捨て子だと

神にすら見捨てられた子だと

あぁ、なら私はそれを信じよう
その蔑みを受け入れよう
すべて受け入れてそして

回り全てを壊してしまおう


いつも苦しかった 覚えているの
周りの罵声 投げられる石
見知らぬものに蔑まれた
とても辛くて 泣いていた頃

いつも憤ってた 覚えているの
見て見ぬ振り 影での嘲笑
自分の居ぬ間に貶められた
悔しさ溢れ 憎悪が溢れた

壊されたのか 壊したのか
私に判断できる術なんて無い
私にあるのは醜い激情
でももう関係ないわ!

だから私は壊れるの
だから私は壊すのよ
私を 周りを

この世界の全てを!!


目の前に悪魔が舞い降りた
私の前に凶悪な刃を差しだし笑う
私は微笑んでそれを受け取り
悪魔は高らかに哄笑する

『契約成立だ!』

サヨウナラ この世界
サヨウナラ 過去の私
サヨウナラ 愚民たち
サヨウナラ サヨウナラ

刃で全てを壊し 殺しまわる“私”は
ただ高らかに 無邪気に笑う

刃が銀から赤へ赤から紅へ
紅から漆黒に染まるとき
辺りも闇に全て閉ざされた

深淵の闇の底へようこそ!

悪魔が“私”の顔を持って笑う
ここは闇の底 私の住まう歪の底

さぁ愚かしい人間たち
同じ過ちを繰り返すがいい

また私が屠りに戻ってあげる!


人の心の闇 心無い行動
それだけで狂い悪魔に見初められた少女
少女は今なお闇の中で刃を持って微笑む
次に壊す世界は

『アナタの世界に決めた』

殺戮の悪魔に魅入られた少女は止まらない……

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

殺戮少女の話

……なんだこれ。
なんか書いてみたら久々すぎて感覚忘れてる。
あー、ヤバイな。

とりあえず物語目指してまた玉砕しましたー!

では、見てくださってありがとうございました。

閲覧数:118

投稿日:2009/06/05 09:26:54

文字数:865文字

カテゴリ:歌詞

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