1S)藍空(あいぞら)燃(もゆ)るほどの花嵐
募る想い彼(か)の人へ降らせて
一片一片(ひとひらひとひら)に愛しさを
綴るは深い卯月、花灯り


1A)胸に忍ばせた幼心
一夜一夜毎(ひとよひとよごと)濃く染まり
かたく結んだはずの唇は
ひとつふたつと声零しゆく

1B)瞬き一つ吐息一つ
夜風の波が記す想い
もう知らぬふりをさせぬよう

2S)藍空燃るほどの花嵐
募る想い彼の人へ降らせて
一片一片に愛おしさを
綴るは深い卯月、花灯り


2A)連れそうことも寄り添うことも
叶わぬ願いと悟っても尚
ゆるく解(ほど)けていく心(しん)の糸
止めど無く麻のように乱れゆく

2B)涙一つ言葉一つ
上弦の月が照らす想い
もう往(い)ぬることはできぬよう

3S)藍空(あいぞら)焦(こ)がすほどの花嵐
天に放たれた矢のように
一重二重に降り落ちてきて
胸の鼓動貫く、花灯り


4S)藍空に哭き叫ぶ花嵐
声にならぬ想いを巻き添えに
一言(ひとこと)ただ一言(ひとこと)赦(ゆる)すなら
貴方の窓辺に散る、花灯り

地に消えとけて逝(ゆ)くは、花灯り。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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花灯り

切ない想い人へ、春の夜に咲く桜の姿に例えました。

閲覧数:862

投稿日:2018/04/28 01:23:45

文字数:473文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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