16+11+7
 雨の日も晴れの日も曇りの日も
 傘を差して歩くだけ
 ただ黙々と

15+15+15+15
 その傘は現実を遠ざけて
 中の人に夢を見せるようだ
 その傘が見せている妄想は
 中の人をいつか殺すようだ

11+13+14+14
 いつでも傘を手に持つ
 現実逃避の塊は
 その顔に疲労を見せながら
 嬉しそうにその殻に篭る

12+12+17+15
 朝だったり 夜だったり
 傘の中は人それぞれ
 なりたい自分 行きたい場所 時間に
 行けるのだから そりゃ楽しいよね

12+13+14+16
 街を歩く人は減って
 遂には空疎な場所と化し
 古びた家の奥深くには
 傘を差し笑顔で死に絶える馬鹿

12+12+17+15+12+12+17+17+9+19
 雨だったり 晴れだったり
 空の下はみな同(おんな)じ
 なりたい自分 目指していく 時間が
 実は大切 そりゃ死んじゃうよね
 雲だったり 雪だったり
 空の下にみな生きてる
 会いたい人に 会えるだけで 時間が
 すぐに過ぎちゃう でも頑張っちゃうよね
 明日は晴れだから
 まやかしの傘を差さずに 遊びに行こう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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幸せ傘

進みすぎた科学は傘の中に疑似的に妄想の世界を作り出すことを可能にした
その結末は笑顔の絶えない社会になった 決して絶えない 決して

閲覧数:29

投稿日:2011/06/08 21:48:06

文字数:499文字

カテゴリ:歌詞

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