手のひらに舞い落ちた 一片の花が
ふっと 音もなく消えた
すり抜けてゆく風が 愛撫するように
そっと 頬を撫でた
淡いサクラ色に染まれ 私の恋心
春の薫りに誘われて 深い闇に溺れ落ちた
星の隙間から零れた 魔笛の哀しい音色
月は私を見下ろして 兎とじゃれ合った
寄り道をした先で 嘯いた鴉(とり)が
じっと 私を睨んだ
吹き抜けてゆく風に 俯いた菫(はな)は
そっと 淡く揺れた
そう簡単に嫌いになれない 一度好きになってしまったら
花が散って葉桜の季節になれば 君の声を思い出す
折れた枝の先で 夢の続きを描いてみたら
私の横には 笑顔の君は居ない
淡いサクラ色に染まれ 私の恋心
胡乱な夢に包まれて 深い夜に溺れ落ちた
星の隙間から零れた 魔笛の哀しい音色
月は私を見下ろして 兎と嗤った
胸の奥まで射抜かれた 悲しみに濡れた魔弾
月は私を見殺した
「さよなら お元気で」
二度とあの日々に帰れない 一度嫌いになってしまえば
花が散って葉桜の季節になれば 君の声を思い出す
葉桜ジングシュピール
パピ子りんさんの曲
http://piapro.jp/t/qh0W
に作詞したものです。
修正やご提案などございましたら、何でもお気軽におっしゃってください!
※
小説『葉桜と魔笛』をイメージして書きました。
「魔笛」(魔法の笛)と「魔弾」(魔法の弾丸)はジングシュピール(歌芝居)の作品から使わせていただきました
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