「辛い時は傍にいる」と言った貴方が
闇広がる寝屋(ねや) いないのは何故なのでしょう?
「辛い時は傍においで」遠い幻(こえ)に惹かれ
この身よりあくがれ 会いに参ります
貴方は梅に愛され枝を移りゆく鶯
動けぬ私金盞花(きんせんか) 貴方を見上げていた
私に甘く囁き口づけ落とした貴方
都忘れの如くそっと 優しく時が流れた
蜜のような幸福が暗く濁って鬼が目を覚ます
寂しさ嫉妬に還る術 教えたのは そう愛しい――
「誰よりも綺麗だね」と髪を梳(す)いて
口の端に乗せた それはお戯れでしょうか?
「誰より愛している」と霞んだ低い声
その残響嗤(わら)い 黒を解き放つ
病に身を焼かれ 貴方との逢瀬もままならぬ
勿忘草(わすれなぐさ)傍に置いて 貴方からの文を読む
賢しい者たちの言葉は耳塞ぐ手を軽く擦り抜ける
貴船の鬼女の話を 教えたのは そう愛しい――
「君に涙は似合わない」ならば涙拭き
刃(やいば)口に咥え 呪(しゅ)を唱えてみましょうか
「いつも笑っていなさい」言いつけを守って
笑えばまだ私 愛してくれますか?
あぁ寒い あぁ熱い あぁ苦しい あぁ悲しい
貴方の元 駆けてゆきたい 永久(とわ)に愛しい 私だけの恋人(ひと)
「永遠に傍にいよう」傍におりましょう
かの冷たい川を 共に越えてゆきましょうね
「望みを叶えてあげる」契り合いましたね?
私のこの情念(おもい) 受けてくれますね…?
ココロ離レル時
tie2478さんの曲(http://piapro.jp/content/v3btzk4e8k06lyyq)を聞いて一気に曲のイメージが湧き、歌詞を応募するために作りました。
イメージは平安時代のような雰囲気のヤンデレ。
平安時代、って心は魂と同義だったよなーと思いまして。
病に倒れ(ヤンデレ的な意味ではなく本当の病気)、そんな自分を見舞いもしない恋人と彼の色恋沙汰の噂に病み(こちらはヤンデレ的な意味)、死ぬ間際に怨霊になって道連れにするべく会いに行く…という感じです。
「あくがれ」は「あくがれる」、「魂が身体を離れる」という意味の古語です。
ちなみに出てくる花にはそれぞれ花言葉になぞらえた意味があります。
梅は「美しい女性」、金盞花は「物思いに沈む」、都忘れは「穏やかな時間」、勿忘草は「私を忘れないで」。
一つの花に複数の意味があるのであくまで一例ですが。
字余り字足らずが多い気がします。
「そう愛しい――」は「う」を抜いて入力していただければ合うかと。
それ以外の部分は、一応歌えるようにはしているつもりですが、指摘があれば随時書き直しますので、お申し付けください。
まだまだ拙い作品ですので、ご意見・ご感想、お待ちしています。
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kurogaki
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