「お父様、何時になったらリンに逢える?」
「レンがしっかりした召使になれたら逢えるであろうよ。だから頑張りなさい、レン」
あれから11年、レンは13歳の誕生日を迎えていました。レンはあれから召使として教育すべく、リンとは逢えないように隔離したのです。
毎日リンと遊んでいたレンは寂しそうにしていましたが、【召使】になればリンに逢えると知ってからは弱音を吐かないようになりました。
その日、父親である王様は涙を浮かべていました。辛そうな表情です。
「どうしたの?お父様」
「…」
暫く黙っていた王様は重い口を開き、こう言いました。

「お母様が、死んだんだ」

レンはぽかんと口を開いたまま王様を見つめていました。
女王であるお母様が、死んだ。じゃあリンは?女王様と普通に暮らしていたリンはどうなったんだろうか?と、レンは色々考えていました
「レン、今までよく頑張った。今日からは城で普通に暮らすが良い」
「!…ありがとうございます、お父様」
レンは顔を華やかせて監禁部屋のような召使教育部屋から駆け出していきました。可愛い妹のリンに早く会いたい。
王の間の大きく重い扉をこじ開けたレンは大きな声で叫びます。
「リン…ッ!!」
そこに居たのは…女王様のドレスで着飾られたリン。しかし…
「…?リ…」
「気安く呼ばないで頂戴、召使の分際で何様のつもりなの?」
…リ……ン?
レンは思いました。レンの会いたかったリンはこんな冷たい目をしていない、と。
「…貴方、一人?」
リンは気づいたようにレンに問い掛けます。レンはまだこの光景が信じられないようで「は…い…」と消え入りそうな声で返事をしました。
「レン、久しぶりね」
ニッコリ笑う、リン。幼さ残るこの笑みは間違いなくリンでした。
「ごめんね、いきなり」
「ビックリしたよ。でも大丈夫、リンは優しいから」
リンは照れ臭そうに笑います。しかし、王様が来る気配が分かったのか表情を押し殺してレンにこう言いました。
「レン、私の召使となりなさい。これは命令よ、反論は許さないわ。最初の仕事よ、お父様…この国の王を殺しなさい」
「そんな…ッ!?リン、お父様を殺すだなんて」
「これで私達はずっと一緒なの!あんなお父様は要らないわ…レンに会わせなかったもの」
わなわなと小さく体を震わせる小さな王女様、リンはレンに弓矢を渡しました。
そして王の間の扉が開き…レンは弓矢を構えて…


放ったのでした。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

悪ノ双子~2話*王女様と召使~

2話では王様と女王様が死んでしまい、プロローグは終了です。3話から本編に突入しますよ~☆
+(0゜・∀・)+wktk+

今回までの簡単な説明

11年間
城の王の間で女王様に教育を受けてきたリン。

11年間
城の召使教育部屋で王様と召使達から教育を受けてきたレン。【召使達は都合により出せませんでした、すみません】

リンの言葉の変化は王様がしつこく言っているらしく、腹が立ったリンはレンに王様殺害を命令。
決行され、王様死亡。
それから王様の側近の召使に罪を被せた【リンの手配で】ので側近の召使が処刑されて終わり。
次からはKAITOとかもだしたいなヽ(゜∀゜)ノ

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投稿日:2009/05/06 10:02:45

文字数:1,018文字

カテゴリ:小説

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