「空の両手(からのりょうのて)」

波ただ穏やか
宵(よい)の浜辺に
君の香(か)残りて
立ち去り難(がた)し

紅(あか)い花飾り
差し出す手の白は
月の紡ぐ夢か
己(おのれ)に問いかける

ああ 何処(どこ)へ
ああ 此処(ここ)から

細い肩
結(ゆ)い髪(がみ)揺れる

静かな波の広がりに
濡れる砂の美しさよ

蝶舞う丘で
君待つあの人を
知っているから
引き止めはしない

紅(あか)い花飾り
手にしたまま眠る
月は光に溶けて
新しい陽(ひ)が昇る

ああ 何処(どこ)へ
ああ 此処(ここ)へは

戻らぬと
聞いているよ

魚(うお)跳ね きらら 水面(みなも)に告げて

残す足跡 もう分からない

ああ 何処(どこ)へ
ああ 此処(ここ)から

歩き出す

空(から)の両手(りょうのて)

静かな波の広がりに
濡れる砂の美しさよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

空の両手

こんにちは、ruyayaです。
sensyuuさんの曲の歌詞募集にこっそり応募させていただきます。 
妄s・・・夢見る文学青年の恋の終わり、ということで。
和風な雰囲気、良い曲なのにすみません><

チャレンジしてみて、色々と勉強になりました。ありがとうございましたv

閲覧数:183

投稿日:2009/07/06 23:49:48

文字数:375文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント2

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  • ユミウルヤ

    ユミウルヤ

    ご意見・ご感想

    >sensyuuさん
    こんにちは!
    (勝手に)胸を借りさせていただく気持ちで作詞させていただきました。
    曲から歌詞を考えるということで、大変勉強になりました。
    不勉強なもので、あまり難しい言葉を使えないため、少ないボキャブラリーの範囲内でがんばりました。すみません。
    平易な表現にはなってるかと;;
    出来る限り心理描写を押さえ、解釈の余地を残すように心がけたので、いろいろと想像していただけたなら大変嬉しいです!
    ありがとうございました!!

    >ミックスさん
    コメントありがとうございます!
    ちょっと歌詞らしくなったでしょうか??
    制約無しに詞を書くことが多かったので分からなかったのですが、今回のチャレンジで少し掴めた気がします。
    とりあえずは定型詩のイメージを持って練習してみようかと思います。

    2009/07/09 23:54:57

  • sensyuu

    sensyuu

    ご意見・ご感想

    歌詞応募ありがとうございます!
    花飾りを渡せぬまま、ただ背中を見送った、妄s…夢みる青年の恋、切ないですね。
    自分の解釈で申し訳ないのですが、『空の両手』というのが
    最後に花飾りを海に流してしまったとも、
    思う人を抱きしめられなかったという意味にも取れて良いなぁと思いました。
    素敵な歌詞をありがとうございます。

    2009/07/07 21:31:52

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