クオとおしゃべりしながら登校して、学校に着いたときは8:30だった。
うちの高校は8:40からホームルームが始まる。
「わっ時間ヤバッ;ギリセーフだね。」
そうクオに言いながら靴を履こうとしたとき_
キーー!!!
下駄箱のすぐ目の前に自転車がとまった。
ふわっとなびいたツインテールが落ち着く。
と、直後チャイムが鳴る。
キーンコーンカーンコーン
「おはよッミク姉、クオ!」
さわやかにリンちゃんが言う。
「間に合ったッ」
レンくんが安堵する。
自転車に乗っていたのはうちの双子だった。
リンちゃんとレンくんは一つ下の高1で、まだ新入生。
すでに遅刻ギリギリとは先が心配だなぁ・・・
二人とも自転車を降り、
レンくんは自転車を外に置きにいく。
置きに行くくらいなら外で止まればいいのに・・・
「レン、自転車外で止めろよ。」
クオも考えてることは同じだった。
「仕方ないじゃん、遅刻しそうだったんだし。リン いこ。」
「はいはーい」
そういって二人は2階の教室へ向かった。
「私たちもいこ?」
「ん」
そういえば時間が危なかったのを思い出し、走って三階の教室へ向かった。
クオと別れて教室に入ると、すぐ目の前に親友のテトの顔があった。
「ミク、今の彼氏??」
突然すぎて言葉を失い固まっているとHRが始まるチャイムが鳴ったので、
「あとで聞かせてね」
と言い残しテトは自分の席に戻った。
HRが終わるなり私の席に直行してくるテト。
イスを私の正面に置いて足早に座る。
「で、さっきのは彼氏なの?白状しなさいッ!」
悪戯に笑って話しかけてきた。
「え、えっとね・・・?んと・・・」
「さっさと言う!」
「はいッ 彼氏ですッ」
テトに急かされて即座に答える。
「へーいつから?どっちから?」
「一昨日の土曜日にクオが家に遊びにきたんだ。そしたらクオから・・・」
あたふたしながら説明する。
こんなに相談できるのはテトぐらいだから話してると楽しい。
「ふーン、あのミクオがねぇ。
でもよかったじゃん!初恋だったんでしょ?」
「うん!!」
「いーなー。わたしもがくぽ先輩とカップルだったらなぁ。
でも最近聞いたんだけど、なんかルカ先輩と付き合ってるらしいし。」
「マジで!?ルカ姉と??」
そんなこと言ってなかったのに・・・
テトは3年のがくぽ先輩に片思い中。
ちょっと不良っぽくて近寄り難いんだけど、
テトはワイルドでいいんだって。
でも生徒会長のルカ姉と付き合ってたなんて・・・。
高3のルカ姉は大人っぽくて勉強もできてせくすぃで憧れのおねえちゃん。
・・・ちょっと抜けてるけど。
今度聞いてみなきゃ!
1限目が理科だったから道具を持ってテトと理科室に向かった。
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