濡れた髪はそのまんまで
偽りの言葉並べて
高鳴る心臓にさえも
嘘をついて
貸した僕のTシャツ
少し大きめの裾が
「絶対違う」って言っている

窓ガラスに当たる雨の音
冷たくビートを刻んで
耳の奥の方で鳴るのは
僕の心臓の音だけ

このまま
君を食べてしまいそうで
理性でブレーキかけても甘すぎて
伸ばした手 何かに掴もうとして
そっと手を引っ込めた


いつもはこんなんじゃないのに
ただ静寂に包まれて
真っ赤に火照った頬隠し
向かい合うこと忘れた

窓ガラスに当たる雨の音
進んでいく秒針の音が
喉の奥の方でつっかえた
「あのさ」なんてちっぽけな言葉だけ

このまま
君を食べてしまったならば
君には明日も会えるの?多分無理さ
伸ばした手 何かを守りたくて
そっとなかったことにした


2人違う世界線で出会えたら
きっと今よりも離れていて
接点ばっか探してばかりで
心の奥の氷なんか知らないままで

このまま
君を溶かしてしまえたら
君の目に映るのは誰なんだろう?
伸ばした手 何かに触れようとして
そっと頬だけ撫でた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

溶けて

閲覧数:2

投稿日:2024/10/03 01:29:33

文字数:461文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました