降り続く黒い雨が世界を冷たく湿らす
傘もささず1人 路(みち)を歩く
求める場所もなくただひたすらに
灰色の重い天井が僕を押さえつける
逃げられず 鬱々とした日々が
延々と続くかのような空に
嗚呼
叫んだ僕の声に応える様に
雨のまま明るくなった空は
雲が一部だけ切れて
窓ガラスの水滴を一斉に輝かす光が
幻の様に僕をてらしていた
薄れゆくあの夢が僕の記憶に蘇る
振り返らず 既に遥か遠くに
消え去っているはずのあの心は
苦しいほど慈しんでいた貴方の姿を
忘れもせず 僕を動かして
固く閉ざされた扉の向こう側に
嗚呼
叫んだ僕の声に応える様に
雨の止んだ灰色の空は
光が雲を引き裂いて
冷たく湿っている世界を暖かく照らして
僕を外へと走り出させていた
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おにゅうさん&ピノキオPと聞いて。
お2人のコラボ作品「神曲」をモチーフに、勝手ながら小説書かせて頂きました。
ガチですすいません。ネタ生かせなくてすいません。
今回は3ページと、比較的コンパクトにまとめることに成功しました。
素晴らしき作品に、敬意を表して。
↓「前のバージョン」でページ送りです...【小説書いてみた】 神曲
時給310円
8月15日の午後12時半くらいのこと
天気が良い
病気になりそうなほど眩しい日差しの中
することも無いから君と駄弁っていた
「でもまぁ夏は嫌いかな」猫を撫でながら
君はふてぶてしくつぶやいた
あぁ、逃げ出した猫の後を追いかけて
飛び込んでしまったのは赤に変わった信号機
バッと通ったトラックが君を轢き...カゲロウデイズ 歌詞
じん
いつしか 立ち止まれず
お互いにくっついた双つが眠る日
暈した手が少し生温かくなっていた
一歩ずつ 後へ引っ込む声
こんにちは ひとつ前のキミへ
きっと底知れぬ来世の末
ひょんな出来事を待っているの
覗き込めないし聞こえないし
濃度の高いゆめごこち
飛ぶパルス乃至触れた14...ハロー、フェルミ。
ど~ぱみん
ゆれる街灯 篠突く雨
振れる感情 感覚のテレパス
迷子のふたりはコンタクト
ココロは 恋を知りました
タイトロープ ツギハギの制服
重度のディスコミュニケーション
眼光 赤色にキラキラ
ナニカが起こる胸騒ぎ
エイリアン わたしエイリアン
あなたの心を惑わせる...エイリアンエイリアン(歌詞)
ナユタン星人
ミ「ふわぁぁ(あくび)。グミちゃ〜ん、おはよぉ……。あれ?グミちゃん?おーいグミちゃん?どこ行ったん……ん?置き手紙?と家の鍵?」
ミクちゃんへ
用事があるから先にミクちゃんの家に行ってます。朝ごはんもこっちで用意してるから、起きたらこっちにきてね。
GUMIより
ミ「用事?ってなんだろ。起こしてく...記憶の歌姫のページ(16歳×16th当日)
漆黒の王子
1番線 暮れた情景
懐かしい街まで
揺れた意識に沿って
謳った高架線
それは御伽の様な
それでいて鮮明な 春
気概じゃ止められないノイズが
理解されないまま大人になっていた
その道すがら大切な何かを聴き逃していた?...幸せが咲いている
tsukikagesansyo
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