1)
赴くのならば愛捨てて そら飛ぶ鳩に敬礼を
軍人さんなら泣くもんじゃない 規律正しき日本兵

白いハンケチ ラヂオの雑音
聞こえたのは銃声 歓声 嬌声

「信ずるものは」と問われたならば 「かの陛下」としか答えられぬ
7月の空に羽ばたいた 風切羽根を切られた白い鳥

2)俯くならば国捨てて 逸れた道なら仕方ない
「いつか帰る」と約束したね しろつめくさにはなれないか

黒いマスケット 仲間の絶叫
効かなかった従性 感性 強制

「いやだいやだ」と駄々こねた 十にもならぬ我が弟よ
8月の空に飛び散った 鳥に似合わぬ赤き血潮

8月の空は青く あおく 終わりを告げる玉響の声
「雑音まじって聞こえなかった」箱入りの弟抱いて 泣きながら
汚れたおべべとハンケチで 母さんずっとないていた

菊と桜を守るため ひめゆりと鳩は死んでった
帰らぬ父さん 偉大なお人
やしろに祀られ眠ってる

今の空見て父さんは はたして笑っているだろうか


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

赤い鳩

季節外れもいいとこな終戦記念日をイメージした歌です
そのへんを勉強してたら書きたくなりました
もう二度とあんなこと繰り返してほしくないです。

閲覧数:113

投稿日:2010/01/07 16:48:01

文字数:423文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました