S1
月明かり 照らすは黒き太刀
宵の流浪人は
静寂の 闇を征く




A1
己の持つ 運命を
知ることも無いまま

無垢な顔を 晒して
眠りに落ちてく


B1
奪われたその現 止まらぬ激情
死のうとも死にきれぬと 刃を手に取った


S2
舞う月明かり 駆け出すは若き獅子
無情にその影を 切り捨ててゆく
眩む厭世 一息を吐いた後
血濡れた鳳は
一人夜の 闇を征く




A2
夢も何も 捨てては
追い求め 彷徨う

掴んだのは 醜く
歪んだ宿命


B2
刹那咲く 赤い花
その目で見届け

汝らに価値は無い、と
刃を構えた


S3
舞う月明かり 切り裂くは悪しき邪鬼
胸に刻みつける 応報の証
冷ややかな目と 尚も沸き立つ心
その断罪人は
ひたすらに 闇を征く




B3
黒色に染まる空
今日も太刀を抜く

穢れ無き 正義などと
言えたものではないのだ


S'
その手は疾うに どす黒く汚れてた
それでもこの道が
天啓だと


S4
舞う月明かり 流離うは修羅の民
狂い咲く蓮華が 全てを散らす
重なる朧 微笑みを見せた後
静謐の黒子は
次の夜も 闇を征く


(以下ひらがな歌詞)

S1
つきあかり てらすわくろきたち
よいのるろうにんわ
せいじゃくの やみをゆく



A1
おのれのもつ さだめを
しることもないまま

むくなかおを さらして
ねむりにおちてく


B1
うばわれたそのうつつ とまらぬげきじょう
しのうともしにきれぬと やいばをてにとった


S2
まうつきあかり かけだすわわかきしし
むじょうにそのかげを きりすててゆく
くらむえんせい ひといきをはいたのち
ちぬれたおおとりわ
ひとりよの やみをゆく




A2
ゆめもなにも すててわ
おいもとめ さまよう

つかんだのわ みにくく
ゆがんだしゅくめい


B2
せつなさく あかいはな
そのめでみとどけ

なんじらにかちわないと
やいばをかまえた


S3
まうつきあかり きりさくわあしきじゃき
むねにきざみつける おうほうのしるし
ひややかなめと なおもわきたつこころ
そのだんざいにんわ
ひたすらに やみをゆく




B3
くろいろにそまるそら
きょうもたちをぬく

けがれなき せいぎなどと
いえたものでわないのだ


S'
そのてわとうに どすぐろくよごれてた
それでもこのみちが
てんけいだと


S4
まうつきあかり さすらうわしゅらのたみ
くるいざくれんげが すべてをちらす
かさなるおぼろ ほほえみをみせたのち
せいひつのくろこは
つぎのよも やみをゆく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

闇を征く者

※歌詞募集用の作品でしたが落選となりましたので、もしも使いたい方がいらっしゃったらどうぞお使いください。タイトルや歌詞の修正も承ります。

閲覧数:162

投稿日:2024/01/17 21:24:49

文字数:1,091文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました