花曇り
「言葉じゃ言えないことばかり憶えてるけど、歌なら伝わるんだってこと知ってるんだよ」
僕が好きだった掠れた声のその引力を、ああ
二人、声を出して、春が咲く
歌は風になっていく
ふわり宙に浮いた花が舞う
僕は大人になっていく
ひらり降った空と花曇り
これくらいが良いと笑えたあの日を指先が憶えている
「明日は如何なるなんてこと知らないけど、明日も僕らの声はまた響いてるんだよ」
手紙に書いていた、言葉に綴じ込めていた想いを
ああ、貴方に届くまで
二人、今日もずっと歌を歌う
春は色になっていく
まるで今日を待っていた世界
全て歌になっていく
二人、声を出して、春が咲く
歌は風になっていく
ふわり宙に浮いた花が舞う
僕は大人になっていく
ひらり降った空と花曇り
これくらいが良いと笑えたあの日を指先が憶えている
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kurogaki
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