空傘、夢枕、セミのぬけがら
お寺に集めて深夜にだしたら
かけた茶碗にお酒を傾け
「何をする」と徳利は言う
笑ってごまかす文応九茶釜

誰も知らない百鬼夜行
九十九神は大和の特権
からりと笑って尼笠まわす
存在知らぬは人間ばかり

豆腐小僧に小豆洗い
軒先探さずこっちにおいで
雪下駄カラコロ鳴らして誘う
頭を隠した小僧は一つ目

誰も知らない百鬼夜行
古(いにしえ)壊して練り歩け
女郎と思えば首伸びた
知らないふりはお手の物

バグに食われた悪夢一つ
それを拾った狐と鼬(いたち)
ネオンに照らされ剥がれたメッキ
人に隠れたアヤカシはどこ?

誰もが笑って百鬼夜行
メッキが消えたらみなアヤカシ
下駄を鳴らして仲間を増やせ
誰かが気づいた
「人間消えた」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

百鬼夜行(作曲家・絵師様募集中)

テーマは季節はずれの怪談です

閲覧数:119

投稿日:2012/03/11 20:24:54

文字数:328文字

カテゴリ:歌詞

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