時々きみは どうしようもなくて泣き崩れてしまう
そんな時ぼくは どうしたらいいか困ってしまう

きみの涙を正当化する理由も
うまい慰めの言葉も 見つからない

世界は きみに理由を求める
泣くことが許される 正しい理由を
それ無しで泣いてはいけない と
不幸じゃないなら笑えよ と責め立てる

きみの涙が誰を不幸にするの
ほんのひととき 空気が湿るだけだよ

だから泣いてもいいよ 気の済むまで
何度でも 気分が晴れるまで
誰かが きみに笑えと言うのなら
きみの分まで ぼくが笑うから

ある日 どこか遠い場所で戦争が起きたとか
ある夜 誰かがひとりの部屋で寂しく死んだとか

そんなことで気分が塞ぐ自分は
ただ弱いだけの 役立たずなのかな?

もしも わたしに力があったら
幼い命を守ることができたの?
もしも わたしが傍にいたなら
せめて その手を握ることができたかな?

たらればの話を語るのは止めて
今 ここにいることを大事にしようよ

今の自分に 何もできなくても
死ぬまで 誰も救えなくても
明日出会う人を 励ますために
微笑むだけの力は あるんだ

ぼくらの命は短い けれど
世界は ずっと続いていくよ
ぼくらの命が尽きた後にも
誰かが ここで生きてくれるよ

だから泣いたらいいよ 気の済むまで
何度でも 気分が晴れるまで
いつか 誰かが笑えないときには
きみが代わりに笑ってあげてよ
そうして世界は ずっと続いていくよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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きみが泣いたら

一緒に泣くのも悪くは無いけど。

閲覧数:208

投稿日:2011/11/26 02:59:15

文字数:618文字

カテゴリ:歌詞

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