時々きみは どうしようもなくて泣き崩れてしまう
そんな時ぼくは どうしたらいいか困ってしまう
きみの涙を正当化する理由も
うまい慰めの言葉も 見つからない
世界は きみに理由を求める
泣くことが許される 正しい理由を
それ無しで泣いてはいけない と
不幸じゃないなら笑えよ と責め立てる
きみの涙が誰を不幸にするの
ほんのひととき 空気が湿るだけだよ
だから泣いてもいいよ 気の済むまで
何度でも 気分が晴れるまで
誰かが きみに笑えと言うのなら
きみの分まで ぼくが笑うから
ある日 どこか遠い場所で戦争が起きたとか
ある夜 誰かがひとりの部屋で寂しく死んだとか
そんなことで気分が塞ぐ自分は
ただ弱いだけの 役立たずなのかな?
もしも わたしに力があったら
幼い命を守ることができたの?
もしも わたしが傍にいたなら
せめて その手を握ることができたかな?
たらればの話を語るのは止めて
今 ここにいることを大事にしようよ
今の自分に 何もできなくても
死ぬまで 誰も救えなくても
明日出会う人を 励ますために
微笑むだけの力は あるんだ
ぼくらの命は短い けれど
世界は ずっと続いていくよ
ぼくらの命が尽きた後にも
誰かが ここで生きてくれるよ
だから泣いたらいいよ 気の済むまで
何度でも 気分が晴れるまで
いつか 誰かが笑えないときには
きみが代わりに笑ってあげてよ
そうして世界は ずっと続いていくよ
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