24+6+24+6
 退廃したビルの中で 囁くように泣き声が
 響く 響く
 開放したドアの外は 灰色だらけ塵芥(ちりあくた)
 荒れて 荒れて

26+21+12
 雨降らすはずの雨雲は 意地悪な砂に邪魔されて
 乾燥した大地には 緑も人もいない
 私だけ ただ私だけ

12+13+21+4
 玉響(たまゆら)の夢に溺れた
 最後の少女の物語
 その終わりを告げる涙は枯れた足元を
 濡らした

24+6+24+6
 空疎にいる街の道の 中心に立つ人影は
 華奢な 少女
 弱々しく風に揺れる 布切れを着た人形の
 ように 薄い

26+21+12
 光射すはずの太陽は 意地悪な雲に邪魔されて
 退廃した廃墟には 一人の少女だけが
 渇ききり そこに在るだけ

12+13+21+4
 感情の消えたその目に
 映しているのは何なのか
 その視界に入る全ては死んだ街並みに
 溶けゆく

26+32
 ある日彼女は外から舞い降りた奇跡を育て始めた
 命尽きるスピードを早めるのを知ってもなお水をやり続けた

12+13+21+4+22+9
 玉響(たまゆら)の夢に溺れた
 最後の少女の物語
 その終わりを告げる涙は枯れた足元を
 濡らした
 その始まりを受けた奇跡は死んだこの星を
 緑に 沈ませた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

とある少女と奇跡の話

奇跡には水をあげないと、すぐに枯れちゃいますよ

閲覧数:35

投稿日:2011/04/06 13:27:45

文字数:552文字

カテゴリ:歌詞

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