草を踏みしめる音　大切にしてください
そうじゃないと私たち　割れちゃうでしょう
木々を撫で微笑む事　やめちゃわないでください
そうじゃないと私たち　寂しくて死んじゃうでしょう

私たちは貴方達から見たら　緑色や茶色
とっても汚いかもしれないけれど
私たちはホントはねとてもとても　綺麗な透明
日の光を浴びて輝いてますよ

日々の音を　大切にして
生きていくのが　私たちの幸せ
私の傍に寄り付いた種も
いつか　分かる日が　来るのでしょう

冷たい川に手を伸ばす　ちょっとだけ待って
すぐに温めて　君を壊れさせない
花を摘み取り捨てること　本当にやめてほしい
命くらいあるものを　壊させたくなんてない

私たちは貴方達から見たら　茶色や水色
とっても汚いかもしれないけれど
私たちはホントはねとてもとても　きれいな透明
輝くのを禁じたのは君たちでしょう

森の音を　ちゃんと感じて
沢山歌ってるのが　貴方にも聞こえる
木漏れ日浴びて眠る小さな木
いつか　聞こえる日が　来るのでしょう

いつのまにか　経っていく時間
貴方はもう　とても大きい
樹海の主　貴方に譲ろう
そう　私からの　ささやかな音を

全ての音　ちゃんと聞いて
一生懸命歌うのが　貴方は感じれる
木漏れ日浴びて倒れた私の体
いつか　消える日が　来るのでしょう

最後に小さな音が聞こえた
甲高い音　共鳴して
森のお外で　消えました