遮るような 雨を払って
この手に触れた 小さな 冷めない心臓

闇に咲く ひとつの たおやかな花
目を閉じていても 色は見えたの

明けゆく空に残された月
あなたの時間は終わったと 誰かが言葉を落とした

ひとつ ふたつと 指折り数えた 叶わない約束
曲げた指が頼りなくて 誰もいない場所で
手を広げた あの日

遮るような 雨を払って
この手に触れた 小さな 冷めない心臓

花は風に身をゆだね 揺れるだろう
泣くように 笑うように 強く 強く 強く

「忘れないでいて」と言う 霞むことのない 微かな声
その声の向こう側にあるのは 揺れる花が描いた 未完成の地図

すべては あなたの思い通りに
守ることも 手放すことも
いつかの言葉も あなたが泣くのなら 消えゆくでしょう

ひとつ ふたつと 指折り数える 叶えたい約束
曲げた指の先に見える 光り続けていた あの日の夢よ

「忘れるはずがない」と言う 霞むことのない あなたの声
その声のそばで 艶やかに咲く 揺れる花がかざした 色褪せた地図

遮るような 雨に打たれて
この手で抱いた 大きな 冷めない心臓

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

百花 歌詞

閲覧数:96

投稿日:2021/06/26 22:49:52

文字数:483文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました