【レンリン注意】―Crush― 第三話

１度しか、それも前を通った事しかなかったのだが、俺はちゃんと覚えていたらしい。
だけど…彼女の家の前まで来て、躊躇う。
『あいつ、なんかきっついんだよな…理屈屋だし』
いつだったか、マスターがそう言っていたのを思い出して、俺は少し、不安になっていた。
―Crush―
第六話
きっつい、という事は、特...

帯人さん、ブライトさん、がくぽ、それに晶さん。
恋をよく知ってる人、知らない人、色んな人の話を聞いてきた。
本当はもう少し聞いて回りたかったけど、マスターに捕まってしまったから時間切れだ。
明日もまた出かけようかな、なんて思ったけど、その前に。
「マスター」
「何だ？」
このまま今日を終えるのは、な...

散々脅されたわりには、２人の説教は厳しくなかった。
黙って出ていって夕方になっても戻らなかったんだから、その事は怒られたけど、俺が無事だった事に対する安堵の方が大きかったらしい。
もっとも、俺にとっては、リンに泣かれてしまった事が、一番辛かったけど。
―Crush―
最終話
次の日。
俺は夜の間にも...

恋をする目的。
改めて考えてみると…何なんだろう。
リンと付き合って、俺は何をしたかったんだろう。
考え込む俺を、晶さんは何も言わずにただ見つめていた。
―Crush―
第七話
時間がたつにつれて、焦りだけが増していく。
いくら考えても、ほとんど何も解らない。
"何をしたいか"なんて…そんなもの、何...

！注意！
この先、KAITOの亜種がいます。
嫌悪感を感じる方は、見ないことをお勧めします。

ブライトさんに言われてから、俺は思いつく限り、いろんな人に話を聞いてみる事にした。
人の言いなりだって言われるかもしれないけど、俺だって他にどうすればいいか解らなかったし、その方法を否定する理由もない。
だったら、言われた通りにした方が確実だと思った。
―Crush―
第五話
とりあえず、近いところ...