最近の投稿作品 (259)
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【独自解釈】Alice’s Nightmare【人柱アリス】 2
!!!Attention!!!
これは「人柱アリス」の勝手すぎる設定の解釈小説です。
主人公、名前出てきません。
VOCALOIDたちが不思議の国のアリスの登場人物になっています。
海外組もそのうち出てきますが、ほぼオリキャラみたいな扱いです(ノット外国語)。
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【独自解釈】Alice’s Nightmare【人柱アリス】 1
!!!Attention!!!
これは「人柱アリス」の勝手すぎる設定の解釈小説です。
主人公、名前出てきません。
VOCALOIDたちが不思議の国のアリスの登場人物になっています(第一章に関して言えば、VOCALOID出てきません。見方によってはいるんですが)。
海外組もそのうち出てきますが、ほぼオリキャラみたいな扱いです(ノット外国語)。
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ツギハギだらけの今 09 >> for one's
世界は楽しいものなのだと私に教えてくれた、青く澄んだ髪と目の青年は、そこにはいなかった。
私の信じていた世界が崩れ去る。
ここは一体どこで、私は何なんだろう。
何もかもがわからなくなった。
>>09
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ツギハギだらけの今 08
扉を開いた先、何もなければ良いと思っていた幻想は無残に打ち砕かれた。
黒々とした煙が充満し、思わず咽ながら部屋中を見渡す。
天井の照明が割れてガラス片が飛び散り、爆発地点であろう机は炭色に染まって壊れていた。
>>08
「カイト……?」
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ツギハギだらけの今 07
私は気付いていた。
どこかで、世界がつまらなくてくだらないものだとは思えなくなってきたことに。
でもそれは、今までの自分を否定することと同じで、すぐに認めることができないでいた。
物や人と極力関わらないでいた私が、カイトと出会ったことで変わっていく。
私が認めようが認めまいが、カイトと関わることで私の世界は確実に色を変えていた。
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ツギハギだらけの今 06
喫茶店でお茶をして、少しばかり買い物をしてから家へ帰った。
その後は普段していたように、夕飯を済ませ、風呂へ入り、本棚に背を預けて布団をかぶる。
疲れた身体を癒すために、そして脳内の情報を整理するために睡眠へ。
そこで私は、父に会った。
>>06
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ツギハギだらけの今 05
次の日目覚めても、夢は夢のまま、現実に戻ることはなかった。
その次の日も、そのまた次の日も。
ここが過去であったとして、未来に戻るわけでもない。
ただただ、ここにいる時間だけが空虚に過ぎていく。
ふと、私はあの時代から、あの現実から弾かれたのではないかと思った。
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ツギハギだらけの今 04
新聞に記された日付が、電子映像の端に映る日付が、私がいた世界との差を示していた。
よくできた夢だということで無理やり思考を片付ける。
しかし、一応はこの時間帯から元の時間帯への戻り方を思案した方が良いだろう。
目を閉じて大きく息を吐いた。
>>04
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ツギハギだらけの今 03
難しい本に囲まれて、本棚に背を預けたまま私はいつの間にか眠ってしまっていた。
確かに見ていた夢の中で、私は父と一緒にいたように思う。
詳しくは覚えていなかったのだが。
>>03
「――さん……メイコさん、起きてください」
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【オリジナルマスター】 Kickass Fellows 第四話 【隆司編】
オリジナルマスターで好き勝手した結果、なんとコラボのお誘いがあって2人でお話を書けることになりました。
コラボのお相手は、心に沁みるお話を書かれる、桜宮小春さんです。
桜宮さん宅と自分とこのVOCALOIDのマスターたちが暴れまわるので、苦手な方はブラウザバックプリーズ。
大丈夫という方は本編へどうぞ。
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ツギハギだらけの今 02
君は誰なんだ、と男は問う。
困惑した表情の男を見ながら、私も同じような表情をしているのだろうと予測する。
何なんだろう、この状況は。
>>02
互いにわけがわからないので、とりあえず家に上がらせてもらって自己紹介をした。
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ツギハギだらけの今 01
ノイズが零れる。
手の隙間から、滑り落ちていく。
取りこぼした音が、水面を揺らして波紋をつくったのがわかった。
――ああ、目が覚める。
>>01
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ツギハギだらけの今
生きていれば、それだけで人は、必ず出会いと別れを経験する。
たった一人で誰にも会うことなく生きていくことは不可能だ。
記憶になかったとしても、必ず誰かと出会い、そして別れているのだから。
けれど、決して出会ってはいけないと決められた相手も世の中にはいると私は知った。
それは、本当ならば歩まなかった道。
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【オリジナルマスター】 Kickass Fellows 第三話 【隆司編】
オリジナルマスターで好き勝手した結果、なんとコラボのお誘いがあって2人でお話を書けることになりました。
コラボのお相手は、心に沁みるお話を書かれる、桜宮小春さんです。
桜宮さん宅と自分とこのVOCALOIDのマスターたちが暴れまわるので、苦手な方はブラウザバックプリーズ。
大丈夫という方は本編へどうぞ。
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Tale House #10
昨日の私は、今日という日も、いつもと変わらない日になると信じて疑いませんでした。
これは、どこからが定められたものだったのでしょう。
私が生まれた時から?
それとも、私が今の店主と出会った時から?
以前の私なら答えが出せたのかもしれませんが、今ではもう、その問いに答えを出すことは叶いません。
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Tale House #9
何を忘れているのかもわからないまま、不安に煽られつつ店内に慌てて駆け込むと、店主はいつものように本を読んでいるところでした。
私の姿を認めると、すぐにその本を閉じて棚の上に置きましたが。
客寄せ煙管の煙が、全速力で走ってきた体全体に回ります。
きっと……『だから』なのです。
店主を見てこんな複雑な気持ちになるなんて、この煙が私を狂わせたに違いないのです。